ピア・カウンセラーの役割とは?

fine
ピアカウンセリング養成講座の講義風景です。
NPO法人Fineでは、毎年ピアカウンセラー養成講座を開催してきました。「ピア」とは「同じ立場の仲間」という意味。つまりピア・カウンセラーとは、相談者と同じ心の痛みがわかる経験者(当事者)として話を聞き、相談者の心の支えになろうとする人たちのことです。

今回はピア・カウンセラーについてもっと詳しく教えて頂くためにインタビューをさせて頂きました。

―――どのような経緯でこのピア・カウンセラー養成を始められるようになったのですか?

Fine設立時のアンケートで、「カウンセリングが必要と感じたことがある」と答えた人の割合が76%と非常に多く、しかしながら、日本には実際にカウンセリングを受けられる環境がまだ十分には整っていなかったこと、また不妊においては、共通の体験をしたことのある仲間の存在の大きさを実感していたこと、つまり自分たち自身が「仲間によって支えられた」経験から、「ピアとして仲間の力になること」の有効性を感じ、ピア・カウンセラーを養成しようと考えました。

1年間、90時間(36単位)にも及ぶ本格的なカリキュラムによる養成講座を開講するまでには、実に1年以上の準備期間を要しました。ピアといえども、カウンセラーとは、人の心を扱う非常に重要な役割を担います。

「ピア・カウンセラー」になるためには、これだけの講座・認定試験を経て、カウンセリングスキルを身につけることが必須だと考えています。

―――今までどれくらいの方が受講されているのですか?

本科生(不妊体験者のみ)は、(★現在開講中の)4期生まで含めると47名が受講しました。(そのうち3期生までの、Fine認定ピア・カウンセラーは31名・聴講生については、ピア・カウンセラーにはならないので割愛)

―――どんな方が来られていますか? 受講資格などはあるのですか?

受講資格は、「不妊体験者であること」だけです。
そのため、治療中の方をはじめ、治療を経てお母さんになった方、治療はしたもののお子さんを授からなかった方など、さまざまな方が学んでいます。