1)合計特殊出生率に見る日本の状況

厚生労働省のデータを見ると最も古いデータで1947年から合計特殊出生率の数値が出ています。合計特殊出生率とは15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計した数値で、1人の女性が生涯に産む子供の数の平均を示すものです。人口を維持するための合計特殊出生率は2.08と言われており、現在の1.29と言う数値は人口が減少していくことを示しています。

さて1947年の合計特殊出生率はいくつでしょうか?実は「4.54」というデータが出ています。この数値は日本が豊かになればなるほど徐々に減ってきました。今では3分の1以下の数値まで落ち込んでいます。
この数値が示すように日本人は数十年前まで多産だったのです。私事ですが、父親側の母、祖母は子供を6人産んでいます。身体は小さい人でしたが、元気良くはつらつとした姿が今でも目に浮かびます。こういう多産な人が当たり前だったのですね。

じゃあ、何故日本人の出生率が減ってきているのでしょうか?それは多くの学者やドクターが色々と説を出していますが、どれも決定的なものはありません。たぶん様々な要素が複雑に絡み合っているからだと思われます。しかし、出生率が下がってきているのは日本だけではありません。他の国も同じように下がってきています。

参考文献
社会実情データ図録

私は実はこの50年前の生活に「妊娠へ至る道の秘訣」が隠されているのではないかと感じています。そこで今回を含め、50年前の生活を調査してそれを妊娠に結び付けていこうというのが今回の記事です。

2)50年前の食生活と妊娠要因

まず食生活です。50年前の食事を調べてみました。平均的な食事は下記の通りです。
PCO
すいとんの写真、今では具沢山のすいとんですが当時は小麦粉と野菜だけのものが多かったようです。

蒸し芋(さつまいも)もしくは玄米ごはんか麦飯
すいとん
白菜のつけもの
干した魚の焼いたもの
菜っ葉のおしたし

地域によって内容は多少変わりますが、非常に栄養価の低い食事だったことがわかります。じゃあ何故、このような質素な食事なのに妊娠するのでしょうか?