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冷え性を食べ物で改善しよう! 冷え性改善計画2(2ページ目)

さて、今回は冷え性を食べ物で改善しよう!という特集です。体をあっためるのはやっぱり食べ物から。冷え性に効く食事のとりかた、栄養素などを紹介。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

ビタミンC~風邪のとき必要とされるものは冷え性にも効きます。

ビタミンCは鉄分の吸収に必要なので貧血に効果的、ひいては冷え性に効果的です。また、細い血管の働きを維持する働きもあります。その上、ストレスを受けたり、タバコを吸ったり、お酒を飲んだりするといっぱい消費されるので心当たりのある方は必要量(一日50mg)より多くとってくださいね。

ビタミンB類~食べ物をエネルギーに変えるのに必要

ビタミンBは糖質、たんぱく質、脂質をエネルギーに変えるのに必要です。ビタミンB類がないと食べ物がきちんとエネルギーにならないので効率が悪くなってしまいます。ちなみに市販の栄養ドリンクには必ずといっていいほどビタミンB類が含まれています。
また、ビタミンBにはストレスに対抗する働きもあります。

たんぱく質~見落としがちな冷え性対策栄養分

たんぱく質は20種類ぐらいのアミノ酸がさまざまに組み合わさってできた栄養分です。たんぱく質が筋肉の成分であることはよくしられていますが、実は骨、皮膚、その他の内臓の構成成分でもあるのです。実は髪の毛までもたんぱく質なのですね。また、ホルモンもたんぱく質からできているのです。
たんぱく質は体内で合成することができますが、9種類のアミノ酸は体内で合成できないので食べ物からとらないといけませんこれを必須アミノ酸といいます。

ちょっと話がややこしくなりましたが、つまりは、体調を保つために必ずとらなければいけないものがたんぱく質の構成成分=必須アミノ酸ということです。

しかも重要なことは
9種類のアミノ酸、すべての量が一定の範囲内にある必要があるのです。
よくダイエットで言われる「良質のたんぱく質」というのはこの9種類のアミノ酸がバランスよく含まれるたんぱく質のことを言うのですね。

具体的には納豆、豆腐などの大豆食品、牛乳、卵、チーズなどの乳製品、あじ、カツオなどのお魚類、牛、豚、鶏などの肉類ですね。

今までの話をまとめると
冷え性対策に重要な栄養素はビタミンE,C,B、そして良質のたんぱく質なのですね。

それでは次のページでは日常生活に役立つちょっとした食事ワンポイントアドバイスにいきましょう。
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