実に世の女性の7割が悩んでいるといわれる冷え性。
でも、「冷え性って漠然としてよくわからない・・」という方、実はたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
このシリーズではまず、冷え症って何でおこるの?というところから、冷え症を克服するための日々のヒントを考えていきたいと思っています。
それでは、今回は冷え症って何で起こるの?といったところから・・・・
冷え症ってなんで起こるの?~その仕組みと原因
そもそも人間には体温を一定に保つ働きがあります。(難しい言葉でいうと、これを恒常性といいます。)たとえば冬と夏では気温は30°ぐらい違うのに体温はせいぜ36~38°ですよね?
ここで重要なことは、人は3つの仕組みでこの体温調節をしているということです。
~3つのしくみってなあに?~
まず、皮膚にあるセンサーで「寒い」ということをキャッチします。
次にその「寒い」という感覚は脳に送られ、視床下部というところから、全身に「体温を一定に保ってね」という指令が出されます。視床下部はいわば、体温調節の司令塔ですね。この指令は具体的にはホルモンや自律神経を介して行われます。
また、ひとが生きていくためには、体のすみすみまで栄養と酸素が行き渡らないとといけません。これを運ぶ役割をしているのが血液です。この血液の流れが滞るとうまく体に必要なものが運べなくなってしまうのです。
繰り返しますが、体温調節の3つの仕組みとは、1.皮膚の寒さキャッチセンサー、女性ホルモン、自律神経中枢のある2.視床下部、そして3.血液の流れなのです。
そして体温調節機構がうまく働かなくなる状態のことを「冷え症」と呼んでいるのです。