最近ブラザートムさんが心筋梗塞で入院されたというニュースがありましたね。「心筋梗塞」とか「狭心症」って、よく耳にする病名ですが、一体どんな病気なんでしょうか?実は最近話題になっている「生活習慣病」とも深いかかわりがあるのです。

今回は心筋梗塞についてごく簡単にご説明します。


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心筋梗塞ってなに?
心臓を栄養する血管が詰まってしまう病気

心臓を栄養する血管が詰まってしまう病気
心臓を栄養する血管が詰まってしまう病気
人の体のなかにはちょうど中央より少し左の胸の部分に心臓があります。

心臓は皆さんご存知の通り、体全体に血液を送り出すポンプの役割をしています。これは心臓の筋肉が全体としてうまく収縮することで行われています。

ところが…

心臓ももちろんポンプとして動くために、酸素や栄養分を血液から取り入れないといけません。心臓に栄養や酸素を補給する役割を担っているのが「冠状動脈」という血管で、心臓のまわりをとりまいています。(ちなみに「冠のように取り巻いているから=冠状動脈」です。単純です。右上の図では、心臓の表面にへばりついているように見える血管を指します。)

この血管が詰まってしまって(=梗塞)心臓の筋肉(=心筋)が一部死んでしまうことを心筋梗塞といいます。前胸部に非常に強い痛みや締め付けられる感じ、圧迫感がおこります。冷や汗がでたり呼吸が苦しくなったりすることもあります。

余談ですが肺の血管が詰まれば「肺梗塞」、脳の血管が詰まれば「脳梗塞」といいます。


心筋梗塞と狭心症はなにが違うの?
持続する時間の違い

血管は水道のホースと同じ
血管は水道のホースと同じ
右の図をご覧ください。

人の血管はちょうど水道のホースみたいなものだとお考えください。
年をとるにつれこのホースは弾力がなくなり硬くなります(=動脈硬化)。血管壁にはべっとりとしたコレステロールがくっついてきてだんだん内腔が狭くなります。ちょうど、水道管の詰まりを想像していただければ良いと思います。

心臓に栄養を供給する血管が狭くなり、血液が通りづらくなると心臓は栄養・酸素不足になります。そして、例えば「階段を上る」、「小走りになる」など、少し心臓に負担がかかる動作をすると、胸がしめつけられる感じや、息ぎれがおこります。これが「狭心症」です。ただし、完全に詰まっているわけではないので症状は15分以内になくなります

ところが、完全に詰まってしまうと、その部分の心臓の筋肉(心筋)が死んでしまいます。症状も15分以上続きます。この状態が「心筋梗塞」です。


次のページでは、どんなことで心筋梗塞のリスクがあがるの?についてお届けします。>