虫歯/虫歯に関するよくある質問

歯を抜いた後に注意することって何?(2ページ目)

親知らずや歯を抜いた後に注意したほうが良いことがあります。誤ったことを自分ですると1ヶ月以上も痛くなってしまうこともあります。歯を抜いた後に注意する点についてガイドが解説します。

丸山 和弘

丸山 和弘

歯科医 / 歯の健康 ガイド

地域密着型の現役歯科医師。小さな子どもの虫歯予防からお年寄りの入れ歯相談まで、数多くの症例と日々向き合い、1995年より臨床一筋。虫歯、親知らず、口内炎、歯周病などを防ぎ、歯の健康を守るための基礎知識や、歯の治療に関する情報をわかりやすく解説します。

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歯を抜いた後の気をつけたいこと

自分で特に注意する大事な点は、3つあります。
    抜いたその日は安静にする
    歯を抜くと出血します。「かさぶた」の状態になるまでは、血が出やすいため、アルコールや運動、長時間入浴などの血行が良く(=出血しやすい)なるようなことをしてはいけません。

    もし抜いた穴から血がだらだら出てくるようならば、清潔なガーゼやティシュなどを大きく丸めて穴の上に置き、しっかり咬んで圧迫して出血を止めます。ガーゼ全体が真っ赤にならなければ止血は完了です。少量の血がつく程度は正常です。

    血が止まったら、穴の中にあるものを洗い流してはいけない
    絶対にしてはいけないことは、口の中で水をころがし、抜いた穴の中の汚れたゼリー状のもの(これが「かさぶた」)を洗い流してしまうことです。「かさぶた」を汚いと思って剥がすと、いつまでたっても治りません。傷口が細菌に感染することもあります。

  1. 腫れた時には冷やす
    下の親知らずを抜いた時に起こりやすいのが「抜いた後の腫れ」です。こんな時は、冷やしてやると腫れる度合いを少しは減らすことが出来ます。抜いたあたりのほほの外側から冷却ジェルシートなどを貼り付けても効果があります。
  2. 歯を抜いた後は、出血が続いている場合を除いて、自分でいろいろ触らないようにする。これを忘れないようにしましょう。

    >>次のページは、「抜いた後もズキズキ痛むときは要注意」>>
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