学校などで歯科検診が行なわれるたびに、毎年乳歯に虫歯があることを知らせる紙をもらって帰ってくる子どもって結構多いんですよね。毎年治しているはずなのに、どうしてそんなに虫歯になるの!? そんな疑問にガイドがお答えします。


乳歯と永久歯の虫歯の違い

乳歯の虫歯は永久歯とは異なる症状
乳歯は大きな虫歯になっても、痛みが出ないこともある。
乳歯と永久歯の虫歯を比較すると、次のようになります。
  • 虫歯になりやすい
    永久歯と比較して、歯の表面の硬さが半分程度と柔らかく、耐酸性が弱いため、虫歯になりやすい。虫歯治療をした後でも、詰めものの周囲が再び虫歯になってしまうことも良くあります。

  • 進行しやすい
    永久歯と比較して、小さい虫歯でもすぐに大きな虫歯になってしまいます。さらにもともと歯が小さいこともあり、虫歯が短期間で歯の内部の神経の空間まで届くこともあります。

  • 多発しやすい
    永久歯と比較して、同時に何本も虫歯になってしまいやすい。さらに左右対称に虫歯になっているようなこともよくあります。

  • 痛みが出にくい
    永久歯であれば、痛く感じるほどの深い虫歯でも、それほど症状がなく少ししみる程度で済んでしまうことも多い。しかしいつも痛くないとは限りません。痛みが出るとどんどん痛くなる場合もあります。


乳歯は永久歯と比べると、虫歯に対して抵抗性が弱いといえます。そのため一度治療したからといって安心は出来ません。またすぐに虫歯になってしまう可能性があるのです。子どもは、自分一人では、歯を虫歯から守れません。大人がしっかりチェックしてあげるようにしましょう。

次のページでは、乳歯の虫歯は生え変わるから……に続きます。