乳歯と永久歯の虫歯の違い
乳歯は大きな虫歯になっても、痛みが出ないこともある。 |
- 虫歯になりやすい
- 痛みが出にくい
永久歯であれば、痛く感じるほどの深い虫歯でも、それほど症状がなく少ししみる程度で済んでしまうことも多い。しかしいつも痛くないとは限りません。痛みが出るとどんどん痛くなる場合もあります。
永久歯と比較して、歯の表面の硬さが半分程度と柔らかく、耐酸性が弱いため、虫歯になりやすい。虫歯治療をした後でも、詰めものの周囲が再び虫歯になってしまうことも良くあります。
進行しやすい
永久歯と比較して、小さい虫歯でもすぐに大きな虫歯になってしまいます。さらにもともと歯が小さいこともあり、虫歯が短期間で歯の内部の神経の空間まで届くこともあります。
多発しやすい
永久歯と比較して、同時に何本も虫歯になってしまいやすい。さらに左右対称に虫歯になっているようなこともよくあります。
乳歯は永久歯と比べると、虫歯に対して抵抗性が弱いといえます。そのため一度治療したからといって安心は出来ません。またすぐに虫歯になってしまう可能性があるのです。子どもは、自分一人では、歯を虫歯から守れません。大人がしっかりチェックしてあげるようにしましょう。
次のページでは、乳歯の虫歯は生え変わるから……に続きます。