歯周病/歯周病(歯槽膿漏)の原因・症状

歯周病のウソ? ホント!(2ページ目)

昔は、歯槽膿漏と呼ばれていましたが、最近では歯周病と呼ぶのが一般的です。今回は歯周病についての「ウソ・ホント!」についてガイドが解説します。

丸山 和弘

執筆者:丸山 和弘

歯科医 / 歯の健康ガイド

Q3 噛めば噛むほど歯は鍛えられる?

噛んで歯を鍛える
ぐらついた歯が噛めば噛むほどしっかりすることはない
歯周病と診断されて、慌てて、ガムなどで、歯をしっかりさせるために、鍛え始めたなんて人いませんか?

残念ですが、歯のぐらつきを噛むことによって鍛えることは出来ません。逆に強く噛んだり、長時間歯に掛かる負担が原因で、余計にぐらついたり、歯周病が早く進行する可能性があります。

普段から良く噛めたり、良く使っている歯ほど、トラブルなりやすいため、同じ場所ばかりで、力を入れて噛まないようにすることも大切です。

→A 「ウソ!」


Q4 歯周病は手術が必要なことがある?

歯周病の治療といえば、歯の周囲に付着した歯石をとる「スケーリング」と呼ばれる治療があるのは、ご存知でしたか?

しかし歯周病が進行すると、歯石や汚れなども、歯茎に隠れた歯の根の先端方向に向かって、入り込んでしまいます。歯茎に隠れた部分は、歯石などを直接目で確認することは困難になります。

このような歯茎内部の深い位置に歯石などがある場合、場合によっては、麻酔をしてから、歯の周囲の歯茎を切込みを入れて開き歯の根の表面や骨の位置を確認しながら、根の表面を綺麗にする「フラップ手術」というのが、行なわれることがあります。

→A 「ホント!」

次のページは、歯周病は歯磨きで出血しやすい?を解説します。
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