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歯茎の黒ずみは治る?治らない?(2ページ目)

歯に金属の被せ物を取り付けた後、時間と共に歯の根元付近の歯茎に黒いシミが拡がるように黒ずんでくることがあります。 どうして黒ずんでしまうのか? ガイドが解説します。

丸山 和弘

丸山 和弘

歯の健康 ガイド

歯科医師

地域密着型の現役歯科医師。小さな子どもの虫歯予防からお年寄りの入れ歯相談まで、数多くの症例と日々向き合い、1995年より臨床一筋。虫歯、親知らず、口内炎、歯周病などを防ぎ、歯の健康を守るための基礎知識や、歯の治療に関する情報をわかりやすく解説します。

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歯肉の黒ずみは治せるの?

黒ずみの原因によって、改善しやすい場合と改善しにくい場合があります。

    改善する可能性のある黒ずみ
    主に喫煙などによってメラニンが歯茎に沈着したことが原因で起こった黒ずみの場合は、特定の部分の歯茎ではなく、歯茎が広く全体的に黒ずんでいる様に見えます。レーザーや、薬剤などを塗ることで元のピンク色の歯茎に戻ることがあります。

  • 改善する可能性の低い黒ずみ
    金属のイオンが歯茎の中に溶け出してしまった場合は、入れ墨などと同じような効果があるため、改善しにくくなります。


  • 歯茎の黒ずみを予防するには?

    金属を使ったからといって必ず歯茎が黒ずむわけではありません。金属の種類や治療前の虫歯の状態によっても違ってきます。

    最近では、金属を使用しないオールセラミックと呼ばれる被せ物やファイバーポストと呼ばれる土台もよく使われるようになってきました。金属を使用しなければ、金属アレルギーの心配が要らない、本物の歯と同じような色が表現できたる、歯茎が黒ずむ、といったことを防ぐことが出来ます。

    ただし、オールセラミックや、黒ずみが出にくい金属などは、保険外の治療となること一般的です。



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