歯・口の病気/白い歯・ホワイトニングの方法・効果・注意点

タバコのヤニや歯の汚れをキレイにするには

今年は思い切ってお口の中の大掃除として、歯についたタバコのヤニを落としてみてはいかがでしょうか?歯医者さんに行かなくても、ドイツ生まれの歯磨き粉「セッチマ」を使えば、歯の汚れを落とすことができます。

丸山 和弘

執筆者:丸山 和弘

歯科医 / 歯の健康ガイド

いよいよ今年も残りあとわずかとなりました。新年を新たな気分で過ごすために、必要となってくるのは、やっぱり「大掃除」ですね。

口の中で言えば愛煙家の方が気にすることの多い、「たばこのヤニ」でしょうか? 普通に磨いているだけでは、なかなかきれいに落とすのが難しいこの「たばこのヤニ」ですが、歯医者さんで特殊な機械を使うことによって比較的簡単に落とすことができるって知っていましたか? 今回は「たばこのヤニ」や「しつこい歯の汚れ」の落とし方について解説します。

しつこい歯の汚れがある場合……

あまりにしつこい汚れの場合には「PMTC」では、落とすのに大変なことがあります。一部の歯医者さんでは、たばこのヤニや着色汚れを落とすために専用の機械を持っていることがあります。しつこいヤニを落とすためには、水と塩の超粒子をジェットのように勢いよく歯に吹き付けてヤニを落としていきます。使われる超微粒子はしょっぱい味がします。

<歯医者さんで行なうジェットクリーニング>
  • 費用
    健康保険は使えませんが、おおむね3000円から1万円程度
     
  • メリット
    自分では絶対に取ることの出来ない汚れが歯の裏側までピカピカになる。汚れを取ると今までくすんでいた歯が本来の白さを取り戻してキレイになる。
     
  • デメリット
    ジェットタイプのクリーニングの機械があるかどうか確認しなければならない。歯医者さんにはなかなか行きにくい。

<実験>
10円玉を使った実験
左がジェットクリーニングする前、右がジェットクリーニングした後です。時間は2分程度で表面の黒ずみだけをきれいに落とすことができました。

それでは実際に、しつこいヤニをどのように落とすことが出来るのかテストしてみます。まず用意したのは、10円玉です。これでたばこのヤニや歯の汚れがどのように取れるか見てみましょう。

10円玉を半分に分けて左がクリーニング前、右がクリーニング後です。比較的新しい10円玉を使用したのは、古くて真っ黒になった10円では、研磨力が弱いためかなかなか落ちない……。逆に言うと強ければ歯を傷めてしまう可能性がありますからこの程度が最適なのです。

実際にクリーニング後を見てみてもかなりきれいになっているのが良く分かります。粉を水で吹き付けているので細かい段差の部分の隅にもきちんと粒子が当たり黒ずみを取り除いています。長時間は使用しないので歯の表面に使用してもほとんど歯を削るようなことは無いので安心して使用できます。


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