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大丈夫?コンタクトレンズのトラブルVol.5

【マイボーム腺梗塞】「たまたま」「ついうっかり」「いいかげん」などの習慣化はコンタクトレンズのトラブルメーカー。深刻な眼障害にならないために必読!

執筆者:高林 克枝

28歳 会社員(女性)Aさんのケース

最近、アイメイクをするたびに気になる、まつ毛の生え際のブチッとした小さなもの。つい手でつぶして大変なことに。


トラブルの経緯

まつ毛の生え際に
まつ毛の生え際に
ソフトレンズを長く装着してきた。まつ毛の生え際の小さなできものが気になって、手の先でつぶしてしまった。そのうちにそこが「ものもらい」状態になってしまい、かゆみにも悩まされることに。さわらなければよかったと後悔。眼科では「マイボーム腺梗塞」と診断されました。


診断された眼障害


マイボーム腺梗塞

涙の油層をつくる分泌腺があまり働かなくなるか、乾燥してしまい、つまりを起こります。油層の成分がまぶたの縁にある出口から分泌されますが、つまると小さく盛り上がり、黒目にさわるとごろごろすることがあります。そして、たまった脂肪に細菌などで感染を起こすと、ものもらい(麦粒腫)のように赤く腫れ上がります。


関連疾患・後遺症のリスク

細菌感染による、まぶたの炎症は、「ものもらい」とよばれる麦粒腫(ばくりゅうしゅ)や霰粒腫(さんりゅうしゅ)になる可能性があります。


こんな人は注意!ガイドからのアドバイス


・手で、まぶたの縁にさわらないようにしましょう
・目のまわりは清潔に保ちましょう
・アイメイクがまぶたの縁に入らないようにしましょう


*All About健康関連リンク*
<コンタクトレンズ・トラブルケースファイル・シリーズ>
大丈夫?コンタクトのトラブルVol.1 角膜びらん [目の健康]
大丈夫?コンタクトのトラブルVol.2 角膜血管新生 [目の健康]
大丈夫?コンタクトのトラブルVol.3 巨大乳頭結膜炎 [目の健康]
大丈夫?コンタクトのトラブルVol.4 角膜潰瘍 [目の健康]

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