コンタクトレンズの選び方

眼鏡

眼鏡よりもコンタクトレンズの方が便利? 目に優しいコンタクト使用法はぜひ知っておきたいところです

今回はコンタクトレンズ(以下、コンタクト)について、感じることを書いてみたいと思います。

正直に言うと自分は眼科の、いわゆる目の病気の治療ばかりをやっている眼科医であり、コンタクトは専門としていません。ですが、「眼病屋さん」だからこそ見える部分もありますので、ここでは普段現場で感じていることをざっくばらんに書いてみたいと思います。

それと余談ですが、自分は中学2年からレーシックを受ける30歳までコンタクトレンズをずっと使っていた、正真正銘コンタクトレンズのヘビーユーザーです。眼科医の仲間を見渡すと、コンタクトを使ったことがない医師が多いと感じます(というのも、眼科医は親も眼科の場合が少なくないのです。親が眼科医だと、自分の子供にはコンタクトではなく眼鏡を使うよう指導する場合が多いのではないか…とこのあたりは勝手に推測しています)。ですので、眼科医でありながらコンタクトレンズをユーザー目線でも語れるのが自分の強みでしょうか。何かのご参考になればと思います。

コンタクトレンズの選び方…ハードとソフト

コンタクトユーザーの患者さんからは、「ハードとソフトと、どっちがいいですか?」という質問を受けることがよくあります。これは、使い捨てタイプかそうでないかによって、回答が変わります。

■使い捨てではないタイプの場合
使い捨てではないソフトとハードの比較では、ハードの方がオススメです。というのも、使い捨てでないソフトコンタクトは、少しケアを間違うとものすごく汚いものに変身するリスクがあるからです。皆さんも見ておわかりいただけるように、ハードはプラスティックでできているので、カビが生えたり中に菌が入り込んだりする余地がほとんどありません。それに、眼の調子が悪くなった場合も、固いハードタイプなら不調部位と擦れてすぐに痛みが出るので、病気を早期発見しやすい、というのもよく言った話です。

■使い捨てタイプの場合
ですが、使い捨てタイプのソフトとハードはどうか?ということになると、少なくとも圧倒的にどちらかが劣るという感じはないと感じます。最近はハードを使っている人自体が少ないようですが。

ワンデータイプとツーウィークタイプのコンタクトレンズ比較

同じく、「使い捨てコンタクトの中で、ワンデーとツーウィークがありますが、どちらがいいのですか?」というのもよくある質問です。これはワンデーの方が絶対にいいでしょう。

ツーウィークは2週間繰り返し使用するわけで、きちんと消毒しても、どうしても汚れは溜まってしまいます。実際、眼の問題が発生して来院される患者さんも、ワンデーに比べてツーウィークの使用者の方が多い印象があります。また、ツーウィークは、一度開けたら2週間で捨てることになるので、できるだけ毎日ちゃんと使おうと思ってしまうのが人の心というものでしょう。逆に、ワンデーの場合、使わなければお金が浮くわけなので、家でゴロゴロ過ごす日などはわざわざ使わないでしょう。結果的に、眼のお休みの日が自動的にできやすいのも、ワンデータイプのよさの一つなのではないかと思います。

理想的なコンタクトの使い方とは?

日々患者さんを診ていて、自分が感じるコンタクトによる一番多い問題は慢性充血です。翼状片、瞼裂斑、そこまでいかなくても血管が多くなって充血が取れない…などの症状が見られます。失明するような重大な病気ではありませんが、美容的に気になる方も多く、こんなことならコンタクトをするんじゃなかったと診察室で泣いてしまう患者さんもいます。

女性の皆さん、お化粧したときに最高の状態を演出したいと思ったら、お化粧していない時間をできるだけ増やしてお肌の負担を減らし、元のお肌を健康に保つのがよい、というのはご存知でしょう。自分は京都出身なのでよく京都に行きます。京都駅でオフの女優さんに会うこともちょくちょくあるのですが、みなさん思いっきりすっぴん、ないしはそれに準ずる状態で、よく見ないとわからないことが多いです。やはりプロの方は、ここ一番でお肌を綺麗にみせるために、すっぴんの時間をできるだけ長くとられているのでしょう。

目の場合もお肌と同じです。なるべく負担をかけずにきれいな白目を保ちたいならば、できるだけコンタクトを入れていない時間を長くすることがコツです。

なので、理想的なコンタクトの使用方法としては、私自身ならこうします。

「普段からワンデータイプのソフトコンタクトレンズを使用。休みの日などでコンタクトをつけなくても何とかなる日は眼鏡で過ごす。それによってコンタクト代も浮くし、目も休まるしで、すべてよし!」
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