友人「最近髪の毛がさらさらになる電動ブラシが出てるらしいよ~」
ガイド「・・・電動歯ブラシ?」
友人「違うって、電動ヘアブラシ。なんか梳かすだけでいいみたい」
ガイド「・・・それ、かなりあやしくない?」
友人「うん、あやしいよね~(笑)。でも売れてるみたいよ」
ちなみにガイドの髪の毛は一応ストレートですが、「美容院でしっかりブローすればストレートになる」くらいの微妙なストレート。特に雨の日なんかは、かなり膨張してくれます。
そこで、実際ガイドは店頭で試してみることにしました。すると、非常に懐疑的だったにもかかわらず、確かに梳かすだけでかなりしっかりしたストレートになることが判明。時間が経つとやはりある程度元には戻りますが、それにしても「一体どうしてっっ???」。そんなわけで、今回はその電動ヘアブラシの製造元の株式会社ミックマックさんにお話を伺ってきました。
なんと発売1年で100万本
バリエーションはいろいろ |
「もともとは、男性の育毛を考えて開発を開始したブラシ、つまりスキャルプケアを目的として作ったブラシが原型なんですよ。まず、振動で頭皮を刺激することで血行を促すことを考えた訳です。ブラシのピンがスティールなのもそのためです。
ところが、使ったモニターの方から、なぜか「髪の毛がまっすぐにサラサラになる」という声が数多く聞かれたので、ヘアブラシとして改良を重ねて現在の形として発売することにしたのです。
美容師の方や口コミでご好評をいただきまして、発売1年(2005年7月発売)で100万本を突破しました」
ズバリ、どうして髪の毛サラサラになるのですか?
3段重ねの構造 |
ストレートになりやすいのは、美容師さんの縮毛矯正の技術の一つに細かく振動させながら引っ張って伸ばすという技術があるそうですがそれと同じことが起こっているのかもしれません。また、ボリュームを抑えるというのは、静電気を除去しているのではないかという話しもありますが、まだ推論といったところですね。ただ、論理がどうのというより、実際に使って見て効果を試していただければと思います。
ブラシは3層構造になっています。まず、振動を作るモーターが一番底部にあり、その上に中間層。そして、一番上がブラシ部分になります。
ブラシの細部に対するこだわりもあります。モーターの振動は人が頭部に当てて気持ち良いと感じる振動数を多くのモニター調査の結果から導き出し、約4000回/分にしていますし、その他のことについても様々な調査を行ったり海外の文献を参考にするなどして決定しました。さらに濡れてもいいように、接着剤を使用しない特殊な接着方法を選択しました。」
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なるほど、もともとは男性用のスカルプケア用品だったのですね。
でも、ガイドは、偶然の発見というのは意外と大事かもと思っています。例えば、人類最初の抗生物質は、たまたま実験室にカビが生えているところだけ、細菌が増殖していなかったというところから発見されているなんていう例もありますよね。
ユーザー調査をしてもらったところ、使用者の9割の方が髪の毛の指通りが良くなるなど、良い変化が見られたという結果が出ているそうです。せっかくなので、この電動ヘアブラシ、髪の毛がサラサラになる理由、はやく解明して欲しいと思ったガイドでした。
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