アミノ酸の一種のタウリン・システインを含む食品をおつまみでとりましょう。
タウリン⇒イカ・タコやカキ・アサリ・ホタテなどの貝類に多く含まれます。
よく「タウリン1000mg配合」なんていうドリンク剤がありますよね。まさにあれです。ちなみに「本物のタウリンってみたこと無いなあ」という方、そんなことは無いはず。よく、するめに白い粉がついてますよね。実はあれがタウリンなのです。タウリンは、身体が必要とする量の5%程度しか体内で合成できないので、食べ物から充分にとりましょう。また、タウリンは熱や調理によって性質が変わることはないのですが、水には溶けやすいので調理のだしや汁は残さず食べましょう。
余談ですが、タウリンはコレステロールを下げる働きや視力回復、強心作用、高血圧予防、肝臓解毒能力の強化、糖尿病の予防、新生児の脳の発育促進などといった生理的効果があります。
また、第二次世界大戦中、海軍はパイロットたちの疲労回復にタウリンを飲ませていたそうです。
具体的にどれくらいタウリンをとればいいのかはまだはっきりしていないようですが、参考までにおおよその食品のタウリン含有量を書いておきます。
食品のタウリン含有量(可食部100g中)
野菜類: 0mg | 牛肉: 32mg | 豚肉: 37mg |
イカ: 766mg | タコ: 871mg | 毛ガニ: 550mg |
サザエ: 1536mg | トコブシ: 1250mg | カキ: 1163mg |
ホタテ: 1006mg | ハマグリ: 889mg | ムール貝: 597mg |
アサリ: 380mg | シジミ: 110mg | マグロ(血合肉): 954mg |
ブリ(血合肉): 673mg |
・・・というわけで、たとえば、タウリン1000mgをとるためにはホタテやサザエやハマグリだったら2~3個 アサリだったら80個くらいといったところでしょうか。
ちょっとおつまみに気をつけるか、または市販のドリンクを利用してもいいかもしれませんね。
システイン⇒枝豆などの良質の植物性タンパク質やゴマ・うずらの卵・そば・キウイなどに多く含まれます。