疲労回復法/効果的な疲労回復法

梅雨時はだるい?疲れとだるさの解消法

梅雨時はなぜかだるい、疲れやすい……。そんな経験はありませんか? 梅雨の疲労感を引きずっていると、夏の暑さで夏バテになってしまうこともあります。梅雨のだるさと疲れを解消するために効果的な体調管理のコツをご紹介します。

執筆者:吉鶴 亜紀子

梅雨の季節はだるい、眠い? 体調不良の原因は

だるさを感じている女性イメージ

だるい、疲れる、何だか体調が悪い……梅雨シーズンに体調を崩しがちな人は少なくないようです

だるい、疲れが取れない、何だか体調が悪い……。体調変化が表れやすい梅雨のシーズン。7月中旬頃まで続く梅雨のだるさ、疲れを溜めたままだと、暑い夏が来る頃には深刻な夏バテになってしまうこともあります。梅雨のだるさや疲れは早めに解消しておくことが大切です。

そもそも梅雨時は、なぜ体調変化が起こりやすくなるのでしょうか?

人の体には、恒常性(ホメオスタシス)という性質があります。気温の変化に合わせて体温調整するのも恒常性のひとつ。気温は毎年4月頃から上がり始め、6月頃の体が暑さに慣れ始める頃に梅雨が始まります。

梅雨時は、雨の日は肌寒く感じたり、晴れ間は暑かったりと、気温や湿度が大きく変化します。オフィスなどのエアコン調整も難しく、極端な寒さを感じる場合、自律神経は特に乱れがちになります。

その結果、体の恒常性がついていけなくなり、体調を崩してしまうことがあるのです。

梅雨の時期に起こりやすい体調の変化として、気分の憂鬱さ、体のだるさや疲れ、風邪をひきやすい、頭痛や食欲不振などがあります。では、どのように対策をすればよいのでしょうか。

梅雨時のだるさ・疲れの対策法

梅雨の時期に行いたい体調管理には以下のようなものがあります。

■まずは毎朝、天気予報をチェックする
毎朝、天気予報を見て出かける習慣がある方も多いでしょう。梅雨シーズンは特に、雨が降る・降らないだけではなく、最低気温と最高気温をチェックするようにしましょう。気温差が大きいほどだるさや疲れを感じやすく、風邪もひきやすくなります。夜の気温が下がりそう場合は1枚余分に持って出かけるなど、衣類で調整するようにするといいですね。

■晴れている日は外に出かけるようにする
梅雨シーズンでも、雨が止んでいるときは、なるべく外に出かけるようにしましょう。仕事中ならお昼休みに少しだけ散歩するのもおすすめ。太陽の光に当たることで、体内時計を整い、睡眠の質をよくなります。憂鬱になりがちな気分をリセットする上でも有効です。

■お風呂に入って汗を出す
梅雨シーズンは38~40度ぐらいのぬるめのお湯での半身浴がおすすめ。エアコンの効いた部屋にいると、皮膚の末梢の血行が悪くなり、汗をかきにくくなります。外に出た途端、大粒の汗をかく人は汗腺の機能が落ちている可能性が。お風呂に入って、汗をたくさんかくと汗腺の働きがよくなるのです。これで上手に汗をかくことができ、熱を体に貯めにくくなります。汗をかくことで爽快感も得ることができます。

だるやや疲れを始め、体調を崩しやすい梅雨。だるさも疲れもなるべくすぐにリセットするように心がけ、元気に乗り切りましょう。
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