50代から注意したい温泉入浴のポイント
気持ちいいからといって、長湯をしてのぼせないようご注意を! |
- 外気との温度差(特に露天風呂)
- 長時間の入浴を避ける(脱水の予防)
- 1人で入らない
- 帰宅後1ヶ月以内に熱が出たとき
では、最後に書いた帰宅後1ヶ月以内の発熱とはどういったことでしょうか?
50代以上は要注意 温泉に潜むレジオネラ菌の危険性
露天風呂も含めて、国内の温泉は環境も整備され清潔なところが多いのですが、稀にレジオネラ菌という細菌が循環式浴槽や冷却塔、加湿器などに混入してしまい、そこで繁殖することがあります。この菌を吸い込むと、旅行から帰ってしばらく経ってから肺炎を発症することがあります。温泉に出かけた人に肺炎が集団発生した例も報告されていますから、帰宅後に原因不明の咳や熱が出ることがあって医療機関を受診する場合には、温泉旅行に出かけたことを必ずお知らせください。レジオネラ肺炎の特徴
- 季節に関係なく発症する
- 男性に発症することが多い(約9割)
- 60代で最多(次いで50代、70代)
- 精神・神経症状が出ることがある
- 一般的な抗菌薬が無効
かつて日本は黄金の国と呼ばれていました。火山が多く、金鉱に恵まれていたのがその理由だそうです。同時に、火山活動は多くの温泉を生み出してきました。温泉に恵まれた日本は、海外の人の目から見るともしかしたら今でも黄金の国と映っているのかもしれません。これから寒くなるにつれて、脳梗塞や心筋梗塞などをより発症しやすくなります。温泉に出かける前に健康チェックもお忘れのないよう、ご注意ください。
【関連リンク】
・ 基本的な入浴法などをこちらでも確認してください
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