肥満度を表す指標であるBMI(Body Mass Index:体格指数)。BMI=22kg/m2が理想と俗に言われています。今回は女性の場合の理想数値について検討してみます。


男女が同じ指標なのは簡便化のため!

いろいろな指標を分かりやすくするために、男女を分けない数字を発表しがちです。男女では平均寿命も5年も違いますし、体脂肪率が異なるものを同じ指標で表すのは考えてみればおかしなことです。

日本肥満学会ではBMI 25kg/m2以上を肥満としています。WHOの基準ではBMI 25kg/m2からBMI 30kg/m2までが過体重で、BMI 30kg/m2以上が肥満です。BMI=22kg/m2ではなくて、BMI 25kg/m2とBMI 30kg/m2が境目になりそうですね。

厚生労働省の研究は男女約2万人ずつ、年齢40歳-59歳を10年間追跡調査したものです。BMIと死亡率の関係を調査して死亡する確率が少ないBMIを求めています。この研究ではWHOの肥満の基準であるBMI 30kg/m2以上の女性は3%です。


「太ると糖尿病になりやすい」はウソ?

高血圧症とBMIの関係を見てみてみると、BMIが19kg/m2未満の痩せている女性の場合、高血圧症の人は5%です。一方、BMIがWHOの基準の30 kg/m2以上の肥満女性は高血圧症の人が30%となります。高血圧に関しては太る事は女性の高血圧の割合(有病率)をあげることになります。

女性では糖尿病はBMI 25kg/m2が境目に2%が3%となっています。高血圧とは異なりBMIがそれ以上増加しても割合は増加してません。


女性は少しやせてもかなり太めでも大丈夫

BMI
やせ過ぎと太り過ぎは問題ですね!
女性に関して、統計的にみると死亡に対するBMIと相対危険度はBMI 19 kg/m2未満とBMI 30kg/m2以上で差(有意差)がでています。女性では痩せ過ぎと明らかに太っている事は良くないという事になります。

BMI 19-25kg/m2では変化がありません。少し痩せ気味のBMI 19kg/m2からかなり太めのBMI 29.9kg/m2間では差(有意差)がありません。


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