東京23区にこだわるシングル
高い家賃を払うくらいなら、購入した方がお得!

首都圏のマンション購入者のアンケートデータ(*)を見ると、自分のライフスタイルにあったモノを賢く購入していることがわかります。2010年に新築マンションを購入したシングルは、自己資金を1,043万円準備し、住宅ローンを2,781万円借り入れて、東京23区にこだわったマンションを3,582万円で購入している。といった購入者像が浮かびあがってきます。自己資金1,043万円とは立派ですが、アンケート結果によれば、自己資金のうち719万円は親等からの贈与となっています。さて、あなたはいかがでしょうか。マンション購入の先輩方のデータをもとに、シングルがマンションを購入する理由やこだわりについてみていきましょう。それではさっそくランキングからです。

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シングルもディンクスも購入理由のダントツは「金利が低いこと」


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シングルは、何を決め手にマンション購入に踏み切っている?
<購入理由ランキング>
1位:金利が低く買い時だと思った(42.3%)
2位:現在の住居費が高くてもったいない(31.7%)
3位:老後の安心のため、住まいを持ちたいと思った(28.3%)
4位:資産を持ちたい、資産として有利だと思った(22.9%)
5位:もっと広い家に住みたかった(19.4%)
6位:住宅価格が安くなり買い時だと思った(19.2%)
7位:もっと通勤に便利なところに住みたかった(18.4%)
8位:税制が有利で買い時だと思った(15.9%)
9位:持ち家の方が住宅の質が良い(13.4%)
10位:もっと生活に便利なところに住みたかった(12.4%)

※(株)リクルート 首都圏新築マンション契約者動向調査2003年
2010年1月~12月の首都圏新築分譲マンション購入契約者に行った、アンケート調査。回答者はシングル世帯ばかりではなく、ファミリーやDINKS、シニアとバラエティに富んでいます。今回の記事では、そのデータの中から主にシングル世帯の回答データを引用してご紹介していきます。


購入理由の第1位は、「金利の低さ」。「金利が低いこと=今が買い時である」と結び付け、購入を決断しているのです。ですが、金利が低いのは今に始まったことではありません。ただ、昨年と今年に限って言えることは、経済対策により長期固定の住宅ローンであるフラット35の金利が当初10年間、1.0%も割引されること。これは、大きなトピックです。

購入理由の第2位「現在の住居費がもったいない」からもわかるように、自分が負担するお金や損得に敏感に反応するのがシングルのようです。ファミリーだとこうはいきません。「子供や家族のために家を持ちたい」が第1位の購入理由となるように、シングルのように自分の価値判断だけでマンション選びはできないのです。シングルは、マンション選びの上では恵まれています。シングルであるゆえんの好条件を活かして、自分のこだわりを満たすマンションを選んでください。


シングルのウィークポイント(?)は将来への不安

特徴的なのは、購入理由の第3位です。「老後の安心のため、住まいを持ちたいと思った」という理由が23.3%となりますが、これは、前年の調査から5ポイント以上の増加となった項目のひとつです。人生は不安だらけ。将来のことはわからない。せめて、住む場所を確保しよう、という思いがアンケート結果に反映されています。第4位の「資産を持ちたい、資産として有利だと思う」を合わせると、相当数が将来の不安に対し、住まいの確保、不動産という資産の保有を選択していることになります。この行動特性はよくわかります。この世に絶対資産はないものの、何があっても住む場所がある、帰る場所がある、という状況はシングルには大変心強いものです。ただし、同時に住宅ローンという借金を抱えることを忘れてはなりません。マンション購入の先輩方は高額の借金に対し、親からの資金援助を受け、できる限り借入を減らそうという行動が、アンケート結果に反映されています。

さて、次ページでは、“住宅購入時の重視項目”についてみていきましょう。