外食で食べるお米には添加物が含まれているかも・・・。
外食やお弁当、給食などで使用されてる古米は、改良剤を添加して利用されることが多いそうです。というのは、古米特有の香りをごまかし、新米のように色つやをよくするためです。こうした改良剤は、スーパーなどで売られているわけでなく、私たち消費者には普通目には触れないですから、存在すら知りませんよね。
現在、炊飯改良剤を製造しているメーカーは約50社程もあり、主に古米や硬質米を柔らかく炊きあげ、古米臭を軽減する効果を持つ酵素系・ごはんの釜ばなれがよくなりつやがよくなる油脂系・老化防止のための細菌抑制系の3種類があります。
古米改良剤の多くは、主成分がグルタミン酸ナトリウムなどで、高血圧でナトリウムを制限している人等が知らず知らずに食べていると、ナトリウムを多く摂取することになるので注意が必要です。
これまでの表示としては、アミノ酸などと表示され、私たち消費者にはわかりませんでした。ですがやっと厚生労働省食品安全部は2004年12月に「精米改良剤」などと称する商品について、「これらは食品添加物であり、食品衛生法上、表示の必要がある」との考えで、各都道府県に表示が適切に行われるように確認・指導すること、また精米・炊飯業者、農協などの関係団体にもなどにも通知されました。
今回の厚生労働省の通知では、炊飯後にも光沢がUPし古米臭の減少などの効果が残っている場合、精米時に使用した精米改良剤の表示も必要となり、おにぎりや弁当、米飯パックなどの商品も表示対象となります。
今後は、私たち消費者も、きちんと表示されているかどうかチェックしたいものです。今さらですが、某外食店で無添加ご飯をうたっているのは、こういうことかと納得しました。
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