食と健康/調味料・ハーブ・スパイス

使ってみたい食品 話題のお酢を徹底探求(2ページ目)

健康志向のなかで一代ブームを巻き起こしているお酢。お酢にはいろいろな種類があり、風味も様々です。今回はお酢の種類や特長などをご紹介します。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

ではお酢の主な成分とその働きについてご紹介しましょう。

お酢の注目すべき成分---酢酸

お酢と言えばすっぱい。酸っぱいのはクエン酸と思っている方が多いのですが、実はお酢は、酢酸が主体なのです。お酢に含まれるクエン酸は微量ですが、酢酸等の有機酸が体内に入ってクエン酸に変化します。酢酸は、糖分と一緒にとることで、疲労回復に役立つという報告等もあります。(ミツカンサイトより)

お酢の注目すべき成分---アミノ酸

アミノ酸は、タンパク質の構成物質として、体内で重要な働きをしています。ですから、アミノ酸が不足すると疲労、免疫力が低下するなどの障害がでてきます。

また最近は、アミノ酸を積極的にとることで、健康維持に役立てたり、脂肪燃焼をサポートすることからダイエットに、美容にと、飲料や食品、化粧品、サプリメントとして、また血圧降下剤などの医薬品としても利用される等にも開発・利用さています。

お酢の注目すべき成分--酢酸

これまで食酢には血中コレステロール値を低下させる作用があると経験的に言われてきましたが、科学的な検証は殆どされていませんでした。ミツカングループ本社中央研究所は、血中コレステロール値が高めの人を対象とした臨床試験で、「食酢15ml以上を毎日飲用することが、血中コレステロールを有意に低下させる」ことを初めて科学的に明らかにし、その効果成分が食酢の主成分である『酢酸』であることを解明し、第59回日本栄養食糧学会(2005年5月13日~15日、東京)で発表されました。他にもクエン酸同様に抗菌作用や血糖値の上昇を抑える働き等もあります。

お酢の健康作用

こうした成分を含むお酢を飲むことで、次のような効果をサポートしてくれると言われています。ただし、これはやはり自分の体質に合う、あわないもあり効果は個人差があると言えるでしょう。

・ 血圧・血糖値・コレステロールを正常化
・ 中性脂肪の蓄積を防ぐ
・ カルシウムの吸収を促す
・ 肩こりや疲労回復
・ 防腐・殺菌作用

次のページでは、今人気のお酢の特長と、使い方のポイントをご紹介します。>>
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