躯体強度はもちろん、短い施工期間も特徴
ユニットを施工現場に据え付ける様子。全てのユニットを据え付けるのに1日とかからない。写真は工場見学会でのデモンストレーション
施工期間は約1カ月半。同社の関係者によると、標準的な建物の場合、行政上の手続きがなければ1カ月くらいで完成させることも可能なのだそうです。住宅取得のトータルコストを考えると、施工中の仮住まいも結構大変な費用。その点で優位性があるといえます。
ところで、ユニットのスケルトン(骨組み)は鉄骨系の場合、鉄骨を組み立てた箱状になっています。これをいくつも積み重ねていくことで、高い強度を生み出します。セキスイハイムの工場見学会などにいくと、よくこのスケルトンをクレーンでつり上げ、落下させる実験を行っています。
何とも豪快な実験ですが、落下した後にどれだけ変形したかを計測しても、ほとんど落下の影響はないそうです。これがセキスイハイムの構造躯体の丈夫さを良く現しているエピソードだと思われますので、紹介しておきます。
8万棟を超える太陽光発電システム搭載実績
このような構造躯体の強靱さと、高い工場生産率に支えられた品質と施工精度に裏付けされたセキスイハイムの住まいづくり。一昔前までは「質実剛健」、ハード訴求が先行していましたが、近年は住まい方提案といったソフト面も大変進化してきました。中でも、ここ10年ほど住宅業界をリードしてきたのがPVの搭載。既に80,000棟以上(新築とリフォームの合計)を超える累計搭載実績があります。これは住宅の世界はもちろんのこと、世界的な規模で見てみても大きな実績です。
セキスイハイムの場合、特に鉄骨系ではフラット屋根の商品が多く、PVを大容量かつ効率よく設置できることが特徴です。何より、まだ他のハウスメーカーがPV設置を積極化するはるか以前から、取り組みを行ってきたことは評価に値すると思われます。
そしてPVを設置してどのような暮らしをすれば、より経済的、省エネに役立つか、色々なノウハウを持っていることがセキスイハイムの強みでもあります。ただ単にPVを設置することはどのハウスメーカーにもできますが、セキスイハイムの場合、ひと味違う提案が期待できるというわけです。
次のページでは、このほかのソフト提案とトピックスを見ていきたいと思います。