Excel VBAの使い方/マクロ・VBA

デジタル証明書って何だろう?(4ページ目)

セキュリティ警告画面などで見たことがある「デジタル証明書」という単語。このデータが何なのか、イマイチ実感がわかないと思います。この記事では、実際に操作しながらデジタル証明書とは何かを学習できます!

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド


バージョンによる違い

デジタル証明書による署名は、Excel2000以降に実装された機能です。Excel97で署名付きのマクロを開いた場合、マクロを実行できますが、VBEでマクロの内容を開くことができません。
その他、「VBAプロジェクトのデジタル署名」機能(SelfCert.exe)で作成したデジタル証明書、つまり「自分のPCで作成したデジタル証明書」の扱いが、Excel2002以降とExcel2000のバージョンでは次のように違います。

Excel2002以降

自分のPCでは「信頼できる発行元」に登録できますが、他のPCには登録できません。セキュリティレベルが「高」または「中」の場合、登録できないとマクロを有効にできないので、自分でデジタル署名したマクロを配布しても、他のPCでは利用できない、ということになります。

Excel2000

他のPCにも「信頼できる発行元」に登録できます。しがたって、セキュリティレベルが「高」または「中」でも、自分でデジタル署名して配布したマクロは他のPCでも利用できる、ということです。
この場合、ブックを受け取った側は、デジタル証明書の発行者が信頼できる発行者であるかどうか確認してから「信頼できる発行元」に登録する必要があります。
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で Excel 関連の商品を見るAmazon で Excel 関連の商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます