マンションの資産価値は、管理会社次第!?
新築も中古マンションも管理会社選びが重要な鍵に!? |
管理会社が連鎖倒産したら、私たちの修繕積立金等はどうなるの?
管理会社に万が一のことがあったならば、「毎月、管理会社に払っている管理費や修繕積立金はどうなるのかしら?」K子さんは気になります。管理費は、日常の管理行為の対価という性格ですが、修繕積立金は来たるべき大規模修繕に備える管理組合の大切な資産です。
「マンション管理の適正化の推進に関する法律」によれば、管理会社は自社の財産と管理組合の財産を分別して保管しなければならず、修繕積立金の保管口座は管理組合名義で開設し、銀行届出印と通帳を管理会社が保管することを禁止しています。これは、管理会社が勝手に使い込んだり、保管したまま倒産したりすることを防ぐ狙いです。
法律では私たち入居者や管理組合の財産は守られることになっています。ですが、ルールを守らぬ運用もまだまだ多く、K子さんも「これまで気にした事がなかったので、管理組合の理事長さんや役員さんに尋ねてみる」とお話しくださいました。また、これを機会に管理組合の活動にも積極的に参加していきたいとのご意向です。
快適マンションライフを支える管理会社との信頼関係は、管理組合の役員さんに任せておくものではなく、入居者一人一人が意識することから生まれるのです。売主や管理会社の倒産といった万が一のことが起こらないのが一番です。が、「もしも」の時に自分たちの資産を守る備えを日頃から意識して準備しておくことが肝心です。