「(弟が就職。いつまでも夢を追っているわけにいかず、あと2年でプロのドラマーになると誓ったフリーターへのコメント)あと2年というところで、“弟の就職”といういいプレッシャーを与えてもらったな。“最後の直線だぞ!”って鞭を入れてくれたわけだ。だから悩まず走れ。(中略)自分のキャパシティを把握しておいた上、そのときで最大のプレッシャーをかけてやる。あとは、自分自身を信じて走るだけ。それを周りに言いふらしまくることも大切だ。」(出典:「懺悔せよ!俺は許す!」高橋がなり『R25』2005年3月24日号)
まず、就職活動中に休憩を取ることは必要だ。なぜなら、身体も心も健康を保たなければ、面接はうまく行かないからだ。面接は短時間勝負。その時の身体や心の健康状態はそのまま表情や声に反映する。不健康な学生に内定は出さない。いくら「普段は元気です!」と言っても、今現在の姿が面接官にとっては全て。よって身体と心のメンテナンスはいつも心掛けなくてはいけない。
※参考記事「トップアスリートの気分」 「面接で魅力を倍増する方法」
さて、就職活動途中の「休憩」には、2種類ある。逃げ
逆に「褒美」による休憩は、どしどしやることを薦めたい。つまり、
「今日あと10社に電話をして採用予定を確認しよう! それが終わったら明日の土曜にはオフにしよう!」
「面白そうな会社をあと20社探してエントリーしよう! それが終わったら明日の日曜日はオフにしよう!」
このように、自分にノルマ(プレッシャー)をかけて、それをクリアすることを条件に「ご褒美」として休憩するのだ。この休憩は「逃げ」ではないから、すんなりと就職活動に復帰できる。プレッシャーを味方にし、休憩を糧にして自分に鞭を入れたのだ。ちゃんと休んでも就職活動は休む前のスパートのお陰で遅れることは無い。逆にこれから先のスケジュール帳が埋まって「まだまだチャンスはあるぞ!」と元気が出るはずだ。
また「ご褒美」の休憩であれば、心の底から安心して休憩ができる。きっとリフレッシュできるだろう。しかし「逃げ」の休憩では、不安は拭い去れない。不安な休憩で身体はともかく心の疲れは取れるはずが無い。結果、その不安を何とかしようとさらに逃げてしまうことになる。
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自分に適度なノルマを課し、それをクリアして休憩する。これは結構私も仕事でよく使う方法だ。特に長期休暇の前日には、間違いなく普段の数倍の速度で仕事をしていると思う。「今日、これをクリアすれば休みだ!!!」というパワーでいつも仕事していたら、きっと仕事は今の倍こなせるだろう。
就職活動も同じ。
「逃げ」の休憩はダメだ。もう就職活動に戻れなくなる。
頑張った自分に「ご褒美」をあげる感覚で、休憩を取ろう。