難しい家事と育児の両立
なかなか寝てくれない子供に毎日イライラ |
今まで習慣だったお昼寝も、お盆の帰省を境にあまり寝なくなってしまいました。寝たとしても、1時間ぐらいで起きたり、ぐずったりと、家事さえする時間もままならなくなったのです。
講座を始めてから3ヶ月が過ぎ、内容も難しい会議や、聞き取りにくい裁判記録になり、録音時間も60分や120分と長くなってきました。原稿用紙の書き方や、常用漢字、ひらがな、かたかなの表記、言い回しの訂正など、がっちゃんなりに、家事と育児の合間を見つけてなんとか頑張りました。図書館にも通いました。
しかし、戻ってくる添削は、いつも再提出…。最終的に受講期間中に提出すればいいのですが、もうすぐ12月。帰省もするし、大掃除もしなければいけません。テープの内容も、何を話しているのかわからないつまらない会議や、裁判記録になっていたせいか、次第にやる気もなくなってきました。
苛立つ鉾先を…
ある日、こだつの上に開いていたやりかけのパソコンの上に、子供の投げた本が当たり、それまで書いた内容が全て消えてしまったことがありました。「なにするのっ。あっちへ行きなさい!」
がっちゃんは、ヨチヨチと近づいてくる娘にむかって思わず怒鳴りました。娘はびっくりして泣き叫び、休日だったので昼寝をしていたダンナまでが起きてきてしまいました。家中嫌なムードが漂っていました。
「あの頃は、正直いって毎日イライラしていました。娘は思うように寝てくれないし、ダンナは、賛成はしてくれてたけど、だからといって家事を手伝ってくれるわけじゃないし…。気がつくと、泣いている娘を怒鳴っている自分がいるんです。」
通信講座も終了の5ヶ月目がこようとしていました。2ヶ月延長できるのですが、がっちゃんは延長せずに、途中で講座をやめました。やめた理由については、「今一番自分が何の仕事をすればいいか、わかったから」という答えが戻ってきました。
「私が、今しなければいけないことは、愛情をいっぱい注いで一生懸命に娘を育てることなんだと思います。仕事を始めようと思ったのは、社会復帰がしたいというよりは、単に現実から逃げたくて、格好をつけたかったのかもしれません。」
また、がっちゃんがきっぱりと通信教育をあきらめた理由の一つにダンナさまのこんな言葉があります。
「俺は、髪を振り乱してても、子供の世話をしたり、一緒にニコニコしながら遊んでいるオマエの姿が一番いいと思う。」
現在、がっちゃんは、インターネットのいろんな方のホームページを見ながら情報を収集しているそうです。
「通信教育には失敗しましたが、今は主婦だって立派な仕事と思い、家事と育児に集中しています。自分なりのはっきりとした方向性が決まったら、今度こそ再就職に向けて頑張りたいです。」とのことです。
がっちゃんの意見、私は素敵だと思います!
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