在宅ワーク/在宅で働く関連情報

50代 男が始める在宅ワーク

50代でSOHOとしてスタートしたRさんの、笑えそうで笑えないほろ苦いお話です。

宮田 志保

執筆者:宮田 志保

テレワーク・在宅ワークガイド

世の中そんなに甘くない

退社
会社の中でのポジションは見えているつもりだったのだが…
正直に言うと、自分がリストラの対象となって、肩を叩かれるとは思ってもみなかった。業務部に所属して約30年。社内での人脈は自分なりに育ててきたつもりだし、嫌な上役にも頭を下げてきた。思えば我慢の連続だった気もする。それでも、この会社に定年まで勤めあげてやろうと考えていたし、家族もそう理解していた。それがいきなりの部署移動。理不尽な仕事ばかりまわされ、結局退職することになってしまった。

ハローワークに毎日のように出かけたが、自分が望む会社がない。「まずはやってみることです」とアドバイスを受けるが、やってみたいとも思わない仕事に努力はできない。家族もいるし、家賃もあるし、自分が働かなければいけないことは、十二分にわかっているのだが…。

妻はいう。「長く会社勤めされたのだから、少しゆっくり自分のやりたい仕事を考えてみてもいいんじゃないですかね」

今の自分には、ありがたい言葉だ。少し甘えさせてもらおうと思う。

在宅ワークってなんだ?

新聞記事を読んでいて、「SOHO」とか「在宅ワーク」という言葉を知った。自分にもできるだろうか…。なんだか、悪徳業者もいるらしく、最初にお金をとり、業務ができるまでにスキルアップしたら仕事をやるという会社があるらしい。言い替えれば、スキルアップしなければ仕事はこないという図式。こういう類いには騙されたくはない。

インターネットについては、会社で多少使っていた。とはいえ、社内セキュリティが厳しかったので、私用メールはもちろん、サイトも見れる範囲が限定されていた。とにかくインターネットぐらいはできるようにならなければ…。早速、ノートブックパソコンを購入してみた。パソコンを購入し、インターネットに接続すれば、きっと在宅での仕事もみつかるはずだ。

いよいよ在宅での仕事探しを開始
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