派遣社員の働く会社が増えることで、正社員との軋轢に悩む職場も増えています。みなさんの中には、一度は「うまくいかないな」と思われた方も多いことでしょう。このシリーズでは、その解決の方法を探していこうと思います。
今回は6月22日付けの日本経済新聞の記事からピックアップしてみました。

派遣社員の満足度
満足に感じる不満に感じる
働く期間の自由度82.7%16.7%
専門性が発揮できる56.9%41.9%
スキルアップできる49.7%49.4%

上記の数字は2002年に日本人材派遣協会が調べたものです。これを見て派遣社員のみなさんはどう思いますか?専門性やスキルアップに関して満足している人が半分強というのは少ないような気がします。それは職場での仕事や役割分担に原因があるのでしょうか。

日経の記事では派遣社員が実力を発揮できない理由として下記の2点をあげています。

1.労働組合の反対 
正社員が自分の仕事を奪われるのではないかと心配し、派遣先で基幹業務を任せようとすると労働組合から反対意見がでる。

2.正社員の理解不足
「派遣社員は腰掛け」的な印象を持っている正社員がまだまだたくさん存在する。そのため、仕事の役割分担などをめぐっての意思疎通がうまくいかないケースがある。

3.もともと仕事の分担が不明確な職場が多い
正社員ばかりだったときには、そもそも仕事の内容の区分が明確ではないことが多かった。しかし、派遣社員を受け入れると、それぞれの仕事の境目をはっきりしなければならなくなる。

4.さまざまな雇用関係が混在する職場管理の手法が確立されていない
このような職場をどう管理するか、管理職がとまどいをみせている。

これから派遣社員だけではなく、「非正社員」と呼ばれる人たち・・・契約社員、インディペンデントコントラクターetc.・・・が職場にどんどん増えてきます。価値観もモチベーションも異なる人たちとどのようにコミュニケーションをとって仕事をしていったらいいのでしょうか。
元非正社員が大量の顧客データをもちだした事件で、ソフトバンクBBはコストが増大するにもかかわらず社員の正社員化を進めています。しかし、解決の方法はこれだけではないはずです。次回からは、この問題に取り組もうとしている派遣会社や派遣先をレポートします。

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