また『確定申告』がやって来る!
2月から3月にかけてのイベントというと、節分やバレンタインデー、ホワイトデーと、何やら面白げなものが頭に浮かんできますが、そんなに楽しいものばかりでもありません。個人事業主の方はもちろんのこと、副収入があるサラリーマンの方や一定の年金収入がある方、マイホームを売買した方や医療費をたくさん支払った方…
例を挙げればキリがありませんが、これらに該当する人は所得税や贈与税、個人の消費税の申告や納税をしなければならなかったり、確定申告をしないと税務上の特典を受けることが出来なかったりします。
特に、個人事業主の方は忙しい日常の仕事の時間を割いて確定申告書を作らないといけません。『年末調整』でサクッと済んでしまうサラリーマンの方々が羨ましくなってしまうかもしれませんね。
そもそも、なぜそのような『確定申告』が存在するのでしょうか?
今回は、具体的な確定申告の作業内容についてご紹介する前に、『確定申告』そのものについてご紹介していきます。
税金は勝手に取られるもの?
税はしっかり取られているのに、税のことはあまり考えない… 本当にそれでよいのでしょうか? |
「何となくなら、知ってるよ」という方もいらっしゃるでしょうが、「正直なところどちらかといえば、わからない」という方がほとんどだと思います。
でも、そのように深い税知識を持ち合わせていない方々でも、税金について意識することなく、日常生活を送ることが出来ています。
税に関する歴史をひも解いてみると、はるか昔の時代から、その時々の権力者が税について取り決め、そして徴収してきたようです。
みなさんの場合も、固定資産税や自動車税など、都道府県から「いくら払ってください」といった納付書が自動的に送られてきて、それに基づいて納税していることでしょう。
税は国や地方公共団体から勝手に計算されて、単に納めるものならば、わざわざその計算方法について知る必要をあまり感じないのも致し方のないところかもしれません。