「ブラインドタッチ」の練習をしよう!
私が電卓に入力する際、電卓に目を向けることはほとんどありません。この入力方法を「ブラインドタッチ」と言います。「ブラインドタッチ」というと、パソコンのキーボード入力で聞く言葉。私の周囲を見ると、パソコンは当たり前のようにブラインドタッチできているのに、何故か電卓は怪しげな手つきのかたが、結構いらっしゃったりします。
ブラインドタッチを覚えると、仕事のスピードが格段に上がってきます。出来ない方は是非、これを機にブラインドタッチにチャレンジしてみてください。
■ホームポジションは「5」
まず、目をつぶって指で電卓をなぞってみましょう。「ポッチ」あるいは「丸い出っ張り」を感じることが出来るでしょう。そのキーは必ず「5」のはず。ここが電卓を入力する際のホームポジションです。
電卓に入力する前、あるいは数字を入力し終わったあと、必ずこのキーに中指の先端が触れておくようにします。そうすれば、電卓を見なくても自分の指がどこにあるのか、感覚で分かるというわけです。
■テキストは「算数ドリル」で!
「パソコンの画面を見ながら、電卓で検算」 ブラインドタッチが出来るからこそ、出来る技です。 |
ブラインドタッチにチャレンジといっても、何の経験もなく職場で試すのは禁物。間違えたらたいへんです!かといって、簿記のテキストを開いても、電卓練習向けの問題はあまり載っていません。
そこでおススメなのが「算数ドリル」。みなさんも小学生の頃お世話になったアレです。なぜ「算数ドリル」が良いかといえば、問題がズラッと並んでいるので練習の数をこなすことが出来、また、あまり大きな数字を扱わないので、初心者には易しいからです。
ドリルは書店で求めても良いですが、インターネットで「算数ドリル」と検索すれば、無料でたくさんの問題を仕入れることが出来ます。
■見たくても、見ちゃダメ
「ブラインドタッチ」というくらいですから、電卓を見ながら入力をしてはいけません。最初は「うまくいっているかな?」なんてドキドキして確認したくなるものですが、そこはグッとこらえて。計算の入力が終わった後、電卓の表示を見て答えあわせをするようにしましょう。
答え合わせのペースは、最初は一問ずつ。慣れたら十問ごと。もっと慣れたら五十問ごと……と増やしていけば良いでしょう。
問題にもよりますが、五十問連続してやって間違えないようになれば、見事!ブラインドタッチの「免許皆伝」です!
「ブラインドタッチ」を覚えたら
ブラインドタッチが出来るようになると、「何でもいいから電卓で計算したい!」という気持ちになってきます。ブラインドタッチをマスターした喜びからでしょうか?恥ずかしながら私も覚えた当初は、ブラインドタッチをしている自分がカッコよくてたまらないと思っていました。
そのような気持ちになったら、電卓とのお付き合いもいよいよ第二段階。電卓で「普段触ったことがないボタン」にトライしてみても良い頃です。
第二段階は、みなさんが「ブラインドタッチ」をマスターした頃に、またご紹介する予定です。お楽しみに!
【関連リンク】
・「試験に使用できる文房具・計算機について」(国税庁)
税理士試験で使うことのできる電卓の詳細が書いてあります。受験予定のかたは、ご確認を!