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ゴールデンウィークは、勉強しなさい!(2ページ目)

みんな浮かれる、ゴールデンウィーク。だからといって、何もみんなと一緒に浮かれる理由はありません。今こそ、簿記検定に挑むチャンスなのですぞ!特に社会人の方々には「今しかない」絶好の時期といえるでしょう。

執筆者:森 康博

簿記検定にチャレンジするにあたって


「受験してみようかな」と考えたところで、では具体的にどうすれば良いのか。ここが問題になってきます。

【あしたのために その1】 受験する「級」を決めるべし!

まずは、「何級を受験するか」ということになってきます。簿記検定初チャレンジの方は3級、3級を持っている方は2級がおススメです。さらにその上の「1級」もあることはありますが、正直、とても難しいですし、実務的には2級レベルがあれば充分でしょう。

【あしたのために その2】 テキスト類をゲットせよ!

ターゲットが決まったならば、テキストや問題集を仕入れないといけませんね。ゴールデンウィークで用意するテキストは、「基礎編」みたいなもので充分です。が、ここで注意していただきたいのは、テキストと問題集「両方」を用意するということ。「テキスト読むだけでいいや」というのはダメです。
また、知人から古いテキストや問題集を譲り受けよう、という場合もあるかもしれませんね。でも、これはあまりおススメしません。昔は良かったのですが、最近は会計の仕組みもどんどん変わってきています。なるべく最新のものを手に入れるようにしましょう。
簿記専門学校の「受験講座」などを利用しても良いかもしれません。通信講座ならば、申し込めばすぐにテキストと問題集が送られてくるはずです。

【あしたのために その3】 そして、スケジューリング

テキスト類を入手したら、その内容(目次)を見て大体のスケジューリングをします。あまり負担にならないように、でも、キツ目のスケジューリングにするとよいでしょう。いずれにせよ、学習1日目で大体自分のペースが分かるはずです。テキスト一冊終わらせるつもりで!「1日あたり半日ぐらい(4時間前後)」が目安でしょうか。

【あしたのために その4】 とにかく、「書いて解く」

これが一番重要なポイントです。テキストにカラフルにマーカーを引いて満足してはいけません。テキストを読んだら、その単元の問題を必ず解くこと。その際は必ず「書く」ことです。簿記の試験は「数字を紙に書いて提出する」試験です。ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、「頭で分かっているだけでは何の役にも立たない」ということです。  

ゴールデンウィークが終わって……

あれ?楽しい!
実は「試験」は単なるきっかけ。これを機会に自分を上手く磨くコントロール法を見つけられれば最高ですね。

ゴールデンウィーク明け、どれだけ勉強が進んだでしょうか?「思ったほど進めなかった」「やってみたら面白くなった!」いろいろな人がいるはずです。あと、もう少し頑張れそうならば「応用編」のテキストや、専門学校の模擬試験を活用して、寝る前や週末を利用して予定通り本番にチャレンジすればよいでしょう。

「思うように出来なかった」という方も、あまり気に留めることはありません。あなたは確実に連休前のあなたよりスキルアップしているはず!「自分でもかなり勉強した!」という自信がついて、仕事に前向きになれていたのならば、今回のチャレンジは大成功なのです。

ただ、出来ればいつかみなさんに試験会場の雰囲気を1回味わっていただきたいな、と思っています。それこそ、中学生や高校生、社会人、果てはソロバン装備の老紳士まで、いろいろな人がいるはずです。「経理の仲間」はあなたが考えるよりも、たくさんいるのですよ!



【関連リンク】
「「簿記」は仕事の基本なり 仕事に役立つ資格シリーズ(1)」
(All About 資格)

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