画像提供:esupply ビジネスショー、会議など通訳者が活躍する場面は様々 |
異なる言語をもつ人たちの橋渡しとなる、通訳者・翻訳者。語学力は当然のことながら、高い専門技術、知識が必要とされる職種です。
未経験から通訳者、翻訳者になるには、どのようなキャリアプランをたてればいいでしょうか?
通訳者・翻訳者養成スクールを運営するサイマル・グループの人材派遣・人材紹介会社であるサイマル・ビジネスコミュニケーションズのジェネラルマネージャー近藤さんとコーディネーター松崎さんにお話を伺いました。
最近の求人状況
まず、最近の通訳者・翻訳者の求人状況を教えてください。「金融、IT業界や製薬会社での社内翻訳・通訳や通訳・翻訳業務を含めた秘書の求人が増えています。
雇用形態では、正社員も増えてきています。
その背景としては、機密保持上の問題や、ながく同じ人に常駐してもらいたいといった企業のニーズがあります。
IT業界ではプロジェクト単位での派遣といった形態も多いですね。」
必要なスキル・経験
通訳者、翻訳者になるにはどういった経験やスキルが必要ですか?「通訳・翻訳のポジションですと、やはり通訳・翻訳スキルと実務経験が必要不可欠です。
それに加えて各業界の専門知識が要求される場合もありますね。
特に金融の場合は、専門知識が重視されます。金融業界での経験が10年以上必要とされるケースもあります。
通訳・翻訳を含めた秘書のポジションですと、秘書経験も含めた実務経験、3年以上が目安になります。たいていの場合、通訳・翻訳のレベルは、通訳・翻訳専門職までは求められません。求められる通訳・翻訳レベルは会社の状況-上司がある程度通訳なしで意思の疎通ができるのか、それとも全くできないのか、秘書のほかに会議通訳者などが社内にいるのか、などでかわってきます。」