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世界で最も物価の高い都市は?後編

世界144都市で生活費の大調査を行った結果をもとに、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジアと大陸別に物価傾向を分析してみます。あなたが興味のある地域はどんな傾向があるでしょうか?

執筆者:須子 はるか

世界144都市で生活費の大調査を行った結果をもとに、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジアと大陸別に物価傾向を分析してみます。あなたが興味のある地域はどんな傾向があるでしょうか?


≪前編≫
世界144都市で生活費の大調査!
世界の物価高都市10位~6位
世界の物価高都市5位~1位
逆に物価が安い都市はどこ?
≪後編≫
全体的な傾向
ヨーロッパの物価と生活は?
南北アメリカの物価と生活は?
アジアの物価と生活は?


全体的な傾向

全体的な傾向
前編でご紹介したとおり、組織・人事コンサルティングのマーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングが2006年の世界生計費調査の結果を発表しました。

ニューヨークを基準都市(指数100)とすると、一位になったモスクワの指数は123.9、二位ソウルは121.7、三位東京は119.1。以下、香港(116.3)、ロンドン(110.6)、大阪(108.3)、ジュネーブ(103)、コペンハーゲン(101.1)、チューリッヒ(100.8)が続きます。

後編では、大陸ごとの物価傾向について、もう少し詳しくみていきたいと思います。



ヨーロッパの物価と生活は?

堂々一位にランクインしたモスクワ。なぜ一位かというと、居住に関する費用が大きいのが特徴。とりわけ最近の地価の上昇にともなって大きな影響を与えたようです。

そして、ヨーロッパで二位ロンドン。実際の物価はあがっているのですが、ドルとの換算レートの変動によって、前回の三位から五位に順位を入れ替えました。

また、東ヨーロッパの順位が大幅に上がっていることも今回の大きな特徴でした。たとえば、ウクライナのキエフは54位から21位にあがっています。これは、東ヨーロッパの通貨価値が大きくなったことが主な原因です。

それでは、続いて次のページでは、南北アメリカやアジアの傾向をご紹介します。
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