国連で働くためのキャリアパス
条件を満たしていると思われる人がどういう道のりで国連で働くようになるのでしょうか?実は、その道のりにはかなり多くのバリエーションが存在します。●空席公告への応募
国際機関の場合には、基本的に空席が生じた場合のみ採用が行われるため、空席がでたときに案内がでる情報を元に応募をすることが基本となります。
●採用ミッションへの応募
分担金のわりに職員の数が少ないため、国際機関が日本人職員を増やそうとわざわざ採用担当者を日本に派遣することがあります。これは、国連開発計画(UNDP)などでよく行われている方法です。
●試験による若手職員募集への応募
そして、穴なのが、この若手向けのキャリアパス。いくつかプログラムがあるのですが、大きなものだと「アソシエート・エキスパート」と呼ばれる存在で、国際的な勤務経験がそれほどなくとも採用されやすくなっています。また、ユネスコやユニセフなどは別途独自で若手採用のためのプログラムを持っています。
国際公務員を目指す!おすすめ本
国際公務員を目指す際に、なかなか情報が集まらない!という方も多いかと思いますが、以下コレを読まずには先に進めない!という本をご紹介します。●最新版 国際公務員を目指す留学と就職 | |
世界の国連機関の活動目的と求められるバックグラウンドからはじまり、国連における地位と待遇、国連を目指す人のための留学ガイダンス、最後は国際公務員リクルート情報と就職戦略で締めくくられています。とにかく国際公務員に真剣になりたいと思っている人であれば絶対に一度は目を通しておくことを推奨します。 | |
●わかりやすい国連の活動と世界 | |
私が国連英検を受験する際に参考にした本です。日本国際連合協会が、国際連合とは何か、国連の機構、国連の主要な活動、経済と社会の発展、国連組織などについて、日本語と英語で解説されています。 国連英検を受験しない人であっても、国連の活動に興味がある方には、本当にオススメです。今まで漠然として知らなかった国連の仕組みや今までの活動がわかりやすくまとめられています。 |
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●私の仕事 | |
学者出身としては初の国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で高等弁務官を務めた緒方貞子氏の手記。難民援助に多数の実績を残した彼女が現場で何を考え、何をしたのか。勇気の出る一冊。 |
上記をお読みいただければわかるように、国連で働くことはカンタンではありません。しかし、地道にキャリアを積んできた人にとっては、必ずしも夢物語でないこともまた事実。
もしも憧れの気持ちがあるのなら、焦らずチャンスをものにするために思い切って働きかけてみてはどうでしょうか。
【関連リンク集】
「国連で働く」 国際連合広報センター
憧れの国際機関や国際協力団体で働きたい! from All About[海外で働く]
外務省国際機関人事センター