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海外就職基礎講座(10) これで突破!英語面接のツボ 1(2ページ目)

英文履歴書も提出して、待ちに待った面接の連絡。ところが英語で面接なんて初めてでどうしていいか、全然わからない!英語の壁だけでなく、日本での面接と海外で働くための面接、キホンがまったく違うんです。

執筆者:須子 はるか


こんなにあるの?面接の種類

面接の種類
面接にも種類があるということをご存知ですか?実は、面接の形式も、該当する応募者の中からもっともその企業にあった人材を採用するために工夫がされているのです。以下、主な面接の種類をあげてみました。

●Screening Interview
いわゆる一次面接です。人事担当者がレジュメに記載されていることに間違いが無いか確認する面接となります。逆に考えると「候補者をふるいおとすためにある」面接でもあります。面接官は、候補者を雇うだけの決定権はありませんが、候補者を不合格にする権利はもっています。

●Structured Interview
事前に準備された質問に沿って面接が進められ、応募者全員に同様の質問がされることが多いです。それほど意表をついた質問はでてきませんが、それだけに他の候補者と差別化するチャンスを逃さないように!

ちょっとした話の流れから、自分の能力についてだけではなく、その能力をどのように企業で役立てることができるのか、といった広い視野での発言をスパイスにしましょう。

●Panel Interview
複数面接官による面接です。質問された面接官に受け答えはしますが、内容は同席している全面接官に向けたものにし、偏らないよう注意します。

1対多の状態であるため、気圧されてしまう人もいますが、ここは堂々と自分の主張を出していきましょう。

●Group Interview
複数の応募者をグループとし、一定のテーマが与えられディスカッションをすることになります。協調性、リーダーシップ、説得力、批判への対応などを評価しており、コンサルティング会社の面接では必ずと言っていいほど行われています。ホワイトボード等を使用できるのであれば活用してみるのも良いでしょう。

●Meal Interview
ドリンクを飲みながら、食事をしながら行われます。ただし、あくまでも面接であることを忘れないように。リラックスした雰囲気になりますが、気を抜かないようにしてください。

またこのタイプの面接で見られているのは、能力ではなく「この人と一緒に仕事ができるか?気持ちよく付き合えるか」という点になります。よく見せようとするばかりではなく、本来の自分を出せるように。

●Stress Interview
いわゆる圧迫面接です。意地悪な質問をされたり、否定的なことばかり言われることがありますが冷静に対応しましょう。

この面接では、ストレス状況における候補者の対応をみています。たとえば、弱点をついてきたり、謝罪をさせるように仕向けたり、あるいは不必要に早いスピードで質問を重ねたり。このような状況では、いかに冷静さを保てるかがポイントですので、深呼吸をして、落ち着いて対応しましょう。



英語での面接について、概要をお伝えいたしました。次回は、より詳細なテクニックに関して書きたいと思います。ご期待あれ!

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