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海外就職基礎講座(7) 英文履歴書★レジュメの極意 1(2ページ目)

海外の企業へ提出が求められる英文履歴書(レジュメ)。採用担当者がまず目にする「あなた」はこの一片の紙切れなのです。ここでつまずかないために、しっかりとレジュメの役割、書き方、考え方を学びましょう。

執筆者:須子 はるか

応募先企業分析のコツ

応募先企業分析
ひとつの英文履歴書(レジュメ)を多数の企業にそのまま送る人がいますが、これはオススメしません。もちろんある程度の自分のレジュメの雛形は用意しておいたほうが効率的でしょうが、実際のレジュメはそのつど作成することが重要です。

なぜなら、それぞれの企業やそれぞれのポジションに求められる資質や経歴は必ず異なってくるからです。そして、いかにそのポジションに求められる人物像を把握し、その人物像に近い形で自分を紹介できるか、ということが非常に重要だからです。

自分とかけ離れた人物になってしまっては困りますが、自分の経歴や資質の中で今回の応募ではどの点を強調すればよいのかをじっくり分析しましょう。

分析の方法としては、その企業のウェブサイトなどから企業文化や理念を確認し、人材募集の求人情報からより具体的などのポジションにどのような経歴、資質を持った人物が求められているかを把握しましょう。

このステップをおこたると、企業にとってアピール度の低いレジュメになってしまいますので必ずおこなってください。



自己分析と企業ニーズのマッチング

自分の経歴と資質の中で、今回の企業が求める人材により近い項目をピックアップします。あまりに関連項目が少ないのは問題ですが、余計なものがたくさん入っているレジュメも非常に見苦しくなりますので、バランスを大事にしてください。

ここでもう一点ポイントがあります。確かに資格やスキルに関してはマッチしたものだけを抜き出せばよいのですが、職歴はそうもいきません。なぜなら、「職歴にブランクがある」ことを海外の企業でも気にすることがあるからです。というより、大概の場合は意識されると思ってよいでしょう。

どうしてもこの部分はキャリアの一貫性を損ねるので省きたい、という場合も半年くらいの場合は問題ないですが、それ以上の場合にはよく考えて決めてください。面接時につっこまれてきちんと答えられるようにしておくことが必要です。基本的には少しずれたポジションで働いていたような場合には、その業務の中身の中で少しでも応募職種に近い要素をふくらませてアピールするのがよいでしょう。

また、アルバイトやインターンなどの経験も、特に新卒の人は堂々と書いてください。パートタイム、あるいは無給であったことを明記する必要はありませんので、自分が何をしてどんな貢献をしたかということに絞ってください。



いきなりものすごい濃い内容の記事になってしまいました・・・。しかし、まだまだ続きます。次回は、具体的なレジュメの書き方について!

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