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こんなにも違う生涯年収!?

二極化。年収300万円時代。噂の格差社会がいよいよ到来!?そんな実情を裏付けするデータを紹介しつつ、具体的な数字を挙げて生涯年収について考えてみましょう。

執筆者:高野 秀敏

二極化。年収300万円時代。噂の格差社会がいよいよ到来!?そんな実情を裏付けするデータを紹介しつつ、具体的な数字を挙げて生涯年収について考えてみましょう。


生涯年収トップ企業の試算って、どのくらい?

あなたは生涯年収について、考えたことがありますか?
あなたは生涯年収について、考えたことがありますか?
国税庁の2005年「民間給与実態統計調査」によると、年収2000万円を超えるサラリーマンは20万9000人に達し、10年前と比べると、約4万5千人も増えています。一方で、年収300万円以下の人は1691万人と、10年前より約200万人も増加しています。

【男女格差】
男性の年収:555万円
女性の年収:343万円

【学歴別生涯賃金の格差】
中卒:2億2000万円
高卒、高専、短大卒:2億6000万円
大卒、大学院卒:2億9000万円
(いずれも、男性、退職金除く)
※労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計―労働統計加工指標集―2007」

次に、知名度のある会社の生涯年収について、プレジデント2007年5月14日号を参考にさせていただき、表にまとめてみました

トップのダヴィンチ・アドバイザーズは、設立は98年と若い会社です。時代背景をもとに伸びてきた不動産投資顧問会社であるため、まだ確定的なトップとはいえないかもしれません。とはいえ、これだけの試算になるペースで給与が支払われているということには、驚きを隠せません。

テレビ局や電通が高いのは、皆さんもご存知のとおり。
キーエンスは知る人ぞ知る超高収益企業。学生にも比較的人気の高い企業です。B2Bのビジネスモデルであることを考えると、一般的には広く知られていないということもあってよい人材を採用しにくいように思えますが、実際のところは優秀な人材も多く、給与も高いのです。

ヤフー、楽天、ミクシィなどの新興上場企業は、それには及びませんが、創業近くに入社をしている社員(20~100番以内に入社)については、ストックオプションなどで巨額の資産を形成している人も多々います。この3社に限らず上場した企業の中には、経営者でも経営メンバーでも幹部でもなく35歳以下で数千万以上の資産を得ていた人が、私の知っている限りでも70人以上います。


年収についてはいろいろな考え方があります。私の前職だったインテリジェンスのある取締役は、入社式のときにこんなことを言っていました。
「幸せの基準を低くもて!」
こんなにいっぱい働いて、これだけ利益貢献したのに、これぐらいの給与しかもらえない。そんな状況でも楽しみを見つけられる人は、成功できる人だ。あとから苦労することはできないと。若いうちに苦労しろ、と。

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