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人気! キャリアコンサルタントへの転職

最近、人材業界、特にキャリアコンサルタントへの転職を志望している人が増えています。雑誌ウーマンタイプの「なりたい職業ランキング」では、第三位に! まさか、そんな時代がくるとは……。

執筆者:高野 秀敏


最近、人材業界、特にキャリアコンサルタントへの転職を志望している人が増えています。雑誌『ウーマンタイプ』の「なりたい職業ランキング」では、第三位に!まさか、そんな時代がくるとは……。驚いた次第です。

人材業界とは

案外近い、キャリアカウンセラーへの道。
案外近い、キャリアカウンセラーへの道。
人材業界といっても様々あります。ざっと見てみると、

■人材派遣(スタッフサービス、テンプスタッフ、パソナなど)
■人材紹介(リクルートエージェント、インテリジェンスなど、当社も紹介業を行なっています)
■軽作業請負(グッドウィル、フルキャストなど)

たとえば、上記のような企業。

誰もが知っている大企業「リクルート」でいえば、たとえば、人材領域では、リクナビやリクナビネクストといった求人媒体サービスを行なっています。また、この領域では、エン・ジャパンがあります。また、採用コンサルティングの領域もあり、レジェンダコーポレーション、リンクアンドモチベーション、アイジャストなどがあります。

一般的に人材業界をイメージされている方で、多くの方がイメージをされているのが、人材紹介業のキャリアコンサルタントのイメージのようです。今回は、人材紹介業についてお話しをさせてください。

キャリアコンサルタントになれるのは、どんな人?

確かに、この「キャリアコンサルタント」という仕事は、イメージがしやすいです。キャリアのご相談にのって、アドバイス申し上げて、求人の説明をして、面接のアドバイスをして……など。どんな業界、職種の人がキャリアコンサルタントになれるのか? キャリアコンサルタントに転職できるバックグラウンドについてですが、どの業界の、どの職種の方でも可能性があります。

ただし、何らか現職において、パフォーマンスを出していることが条件になります。キャリアのご相談にのる場合において、自分が仕事において成果を出した経験が乏しいと、説得力に欠けてしまうためです。たとえば、エンジニアの方であれば、エンジニアのキャリア相談がしやすいですし、経理の方であれば、経理の方の相談がしやすいわけです。体験がありますので。専門職の方は、営業の方と比較をした場合、もちろん個人差がありますが、コミュニケーション能力や交渉能力を、面接で見られることになります。

また人材紹介業といえば、法人営業の仕事もあります。こちらはクライアント企業に対して、採用のご相談にのって、要件のヒアリングを行い、社内のキャリアコンサルタントに伝達をしたり、データベースに入力をしたりします。

小さい会社では、法人営業とキャリアコンサルタントの仕事は、どちらもひとりで行います。私のように、どちらも行なうのが好きな人は、小さい会社のほうが良いでしょうし、片側だけに特化したい方は大手紹介会社に向いています。

人材紹介会社への転職面接のときに気をつけたほうが良いこと
■転職理由、志望動機、自己PR(これはどの企業も同様)
■業界の大手や中小も含めて、企業研究を行なう
など上記のようなことは誰でもされると思います。

見られている視点として、人材業界は、ハローワークではございませんので、一定のキャリアやポテンシャルのある方について、無料サービスをしている事業であるという認識です。決して、無理やり転職を導いたりする会社はない(ほとんどない)のですが、一方で、お話やキャリアの相談だけのってあげて、それでお終いというわけにはいかず、きちんと最後まで、フォローアップを行い、企業と個人のマッチングを行なう必要があります。

このマッチング数について、多くの会社において、ノルマがあるわけです。このノルマ数については、月1名、2名で良い会社もあれば、6名ぐらい達成しなければいけない会社もあります。

この営業的な感覚が強すぎても、お客様から信用されませんし、まったく業績に対してコミットメントが弱ければ、結果として、何もサービスをしていないことと同様です。

良いサービスをバランス良く提供しつつ、結果として業績を出していくとなると結果として総労働時間が長くなっていきます。終電近くまで働いている方も沢山いる業界です。それでもなお、「転職して良かった」「本当にありがとうございました」「仕事が面白い」「年収があがった」「昇進し?した」といったお礼の言葉で、ついつい頑張ってしまう。

これは私事なんですけれども、大手でも中小でも一定の時間を費やさないとなかなかサービスができにくいのも実情です(転職希望者は、日中働いているわけですし)大変な部分もある程度想定された上で、それでも希望をしていて、現職でのパフォーマンスが高く出ている方(営業的な仕事をやっていることがベター)は採用されやすい傾向にあります。
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