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数々の起業家を輩出するアノ会社 2

前回、「数々の有名起業家を輩出するアノ会社」と題しリクルート社の出身の起業家たちを紹介しましたが、今回はその第2弾!リクルート社以外にも、起業家輩出企業はあるのです。

執筆者:高野 秀敏

前回、「数々の有名起業家を輩出するアノ会社」と題しリクルート社出身の起業家たちを紹介しましたが、今回はその第2弾! リクルート社以外にも、起業家輩出企業はあるのです。

その起業家輩出企業とは…

起業家輩出企業その2は、いったいどの企業!?
起業家輩出企業その2は、いったいどの企業!?
その企業とは、「インテリジェンス」。起業出身者が、経営者、経営メンバーになっている率が非常に高いのです。インテリジェンスとは、あのライブドア株を個人で買い上げたことで有名な宇野康秀氏がスタートした人材総合サービス企業。じつは私自身も、インテリジェンスにお世話になったひとり。最近は、学生援護会のM&Aでも話題になりました。実際に見ていきましょう。

・USEN (大手通信事業会社) 宇野社長 インテリジェンス創業者
いまやUSENは、ギャガコミュニケーションズ、ライブドア、エイベックス、ユーズ音楽出版 等もグループに
・ユーズミュージック(USENグループ)稲葉社長
・インテリジェンス(人材総合サービス)鎌田社長(創業メンバー)
・サイバーエージェント(ネットメディア、ネット広告、投資事業 IPO済み) 藤田社長
・アドウェイズ(モバイル、ネットアフィリエイト事業:IPO済み) 松嶋COO→サイバーエージェント藤田社長と97年入社同期
・ビースタイル(人材派遣)三原社長
・メディア (USENグループ/元インテリジェンス副社長)武林社長
・楽天野球団 (球団運営)島田社長
・ワークスエンターテイメント(人材サービス、コーポレートコミュニケーション等)前田会長、瀧田社長※前田会長は、インテリジェンス創業者のひとり
・ゼネラルパートナーズ(障害者求人サービス、人材紹介、メディア)進藤社長
・ジョブエンジン(求人検索サービス)植田社長 ディップグループに事業売却し、さらに拡大中
・ジョブダイレクト(求人検索サービス)松本社長 (サイバーエージェント藤田社長と97年入社同期) /森取締役 インテリジェンス出身
・ノッキングオン(ネットプロモーション、モバイルアフィリエイト等)水野取締役
・ナオック(外食:もつ鍋の「黄金屋」の運営)牧社長
・ブレインラボ(システム開発)服部社長
・I&Gパートナーズ(人材、求人メディア)新居社長
・フォアフロントシステムズ(システム開発)深牧社長
・グレヒス(教育、人材、ビジネスマッチング等)川井社長 (服部社長、新居社長、川井社長、深牧社長は、98年入社同期)
・ワークポート(IT専門人材紹介)田村社長
・プロミッション(プロジェクトマネジメントサービス)中村社長
・キャリアエピソード(ヘッドハンティング 年収1000万円を超える等ハイスペック人材に強い)備海社長旧サイト・フライト創業者(インテリジェンスグループ)
・ワークスエンターテイメント(人材関連サービス)瀧田社長
・アライドアーキテクツ(インターネット関連事業)瀧口取締役
・ルミネクス(モバイル求人サービス)平間社長
・エムファクトリー(SI、ネットワーク、メディア)上野取締役
・白組(映画関連事業)山下取締役
・インサイン(採用コンサルティング、人材サービス)浅井社長
・キープレイヤーズ(起業を視野に入れたキャリア支援、人材紹介、採用コンサルティング等)高野秀敏



インテリジェンスの魅力とパワーの源は、社風にある!?


1989年に創業者の宇野会長が設立した人材系サービス、インテリジェンスの規模は、設立以来、常に拡大を続け、学生援護会とのM&Aを経て、売上1000億に迫っています。インテリジェンスが、起業家や経営メンバーを多く輩出している点は、かつてのリクルートに似ています。

思い起こせば、私が、就職活動をしていた98年頃。当時から宇野氏は、「1000億、1000人の会社を創る!」「人と企業のインフラを作る!」と断言されていました。丁寧な言葉遣い、そして、非常にクールでお洒落な大人の雰囲気、熱意に溢れた会社説明で、就職活動を熱心にやっていた私のなかでも、強烈な印象が残りました。当時の社員の方々も個性的な先輩が多く、非常に魅力を感じました。

宇野氏は、当時から一方で、「起業をする人を支援する会社ではない」とはっきりと話をされていました。では、起業を支援しているわけではないのに、?故これだけの人材を輩出できているのでしょうか?

いくつかの理由が考えられます。

・ブランド力、知名度のない会社で力をつけた
・成長産業での経験がいきている
・人材採用という、「人」に関わるビジネスの知見がある
・低資本でもスタートできるビジネス領域での経験
・起業をする同僚、先輩の影響がある

などです。

最近はあの頃ほどでもないそうですが、私が入社した99年ごろは、社内には将来は起業するといった気持ちをもっている社員がそれなりの数いました。とはいえ、その実数は、大企業と比べて、そう多かったという気はしません。大学時代の友人でも「ゆくゆくは起業したい」といっていた人はかなりの数いましたから。

やはりそう考えるとインテリジェンスの持つ環境による影響は大きいといえます。学生から起業をする方もいれば、50歳を過ぎてから起業をする方もいる。もちろん、起業に何か「型」があるわけではないですが、起業を考えているのであれば、よりその可能性の高い環境に身を置くということは、ひとつの選択として正しい方向だと考えます。


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