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ベンチャー企業への転職は危険、って本当?

ベンチャー企業への転職はリスクといわれることも多いようです。しかし、私自身はまったくそうは思いません。いまこそ、ベンチャーへのチャレンジのときかもしれません!?

執筆者:高野 秀敏


最近は、皆さんのまわりにも起業をされたり、ベンチャーに転職されたり、経営メンバーとして参画されている方が増えていらっしゃるのではないでしょうか。

ベンチャー企業への転職はリスクといわれることも多いようですが、私がキャリアコンサルタントの仕事をしている限りにおいて、ベンチャー企業への転職がリスクに感じることはまったくありません。現在の企業が求めている人材についての共通項である
自立性、成果、結果が出せる人材といったものがあると思いますが、このキーワードに対して、ベンチャー企業で仕事をすることが、プラスになるからです。

ベンチャーも規模によってさまざま

ベンチャー企業への転職は、転職先のベンチャー企業の規模によりけり。自分にあった規模の会社を見つけ出そう。
ベンチャー企業への転職は、転職先のベンチャー企業の規模によりけり。自分にあった規模の会社を見つけ出そう。
一言で「ベンチャー企業」といっても、どの程度や規模はさまざまです。どの程度の規模が自分にぴったりなのか考えてみましょう。

本当に3人や5人の小規模の会社にジョインするのか、20人~50人ぐらいの規模か、100人以上の規模かによって、大分違いがでてくるはずです。たとえば、3人程度の場合については、0を1にする力が求められます。この時期から参画している方は取締役または執行役員であることが多く、将来は大きなリターンの可能性がありますが、一方で、うまく立ち上がらない場合もあります。

自分は0から1をつくれるタイプから、1から10にしていくタイプか、この差が、3人、5人の本当のアーリーステージなのか、20人以上はいる組織なのかの違いになってくるかと思います。

ある程度自分で稼げる自信やビジネスをつくれる自信がなければ、3人でも20人、30人であってもトライしないほうが良いとは思うのですが、20から30人になっていれば、多少の仕組み化はされている、少なくとも、明日の日銭には困らない状況になっている場合が多いですので、この点の違いを面接などで感じた上で、判断すると良いでしょう。

ベンチャー企業への転職のデメリットは?


ベンチャー企業への転職において、あえてリスクをあげるとすると、古い日本の会社には戻りにくくなる傾向があるかもしれません。とはいえ、倒産したITベンチャーであるハイパーネットの幹部であった夏野さんがNTTドコモに転職されている例などをみると時代が変わってきていることは確かです。

キャリアについていえば、ベンチャー企業に転職することで、大きなリスクはないと思います。また、起業という意味でも、借金をして、起業をするということでなければあまりリスクはなく、借金を借りにして、スタートしたとしても、1000万円、2000万円ぐらいの失敗であれば、いくらでもあとから取り返せる、くらいの意気込みがあれば問題ないでしょう。

ベンチャー企業や起業について、リスクについては世間でいわれているほどではありませんので、是非とももっと多くの皆さんにトライしていただきたいと思っています。
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