公共の職業紹介機関といえば、ハローワークがその代表ですが、実はハローワーク以外にも、対象者や職種の違いなどにより多様な公共職業紹介機関が設置されています。ここで、その機関名、特徴、所在地などを紹介しましょう。
*青字をクリックすれば、各機関の所在地一覧サイトにアクセスできます。ハローワークに寄せられた求人情報の閲覧・検索サービスを提供する施設です。多くの場合、ターミナル駅周辺のビル内に設置されており、平日の夜間や土曜日にも職業相談・職業紹介及び求人情報の提供に応じています。
管理職(課長職以上の管理的業務に従事する人)、技術職(科学的知識を有し、技術的職業に従事する人)、専門職(専門的知識・資格を必要とする職業に従事する人)で、実務経験3年以上の人を対象とした公共職業紹介機関です。全国26都道府県に設置されています。
パートタイムで働きたいという人を対象に、パートタイマーを求める企業の求人情報を提供しています。各都道府県に複数箇所設置されています。
育児、介護、家事などと仕事の両立を目指す人を対象に、職業相談・職業紹介を行っています。求人のほとんどはパートタイマーやスポット的な仕事ですが、パートバンクとの違いは、両立をはかるためのさまざまな支援を行ってくれる点です。育児や介護に手が掛からなくなったときにすぐに就職できるよう、パソコン教室やセミナーなどによる教育訓練も行っています。全国の主要都市に設置されています。子連れでも利用できます。
卒業を間近に控えた学生、既卒者で未就職状態にある人などを対象に、職業紹介を行っています。もともとは、出身地へのUターンを希望する学生に対する情報提供を行っていましたが、現在では全国の情報の提供が受けられるようになっています。
都道府県が独自に設置しているUターン情報提供窓口です。東京、大阪、名古屋など大都市以外に、各地元に設置されているものもあります。上記の学生職業センターが主として学生を対象にしているのに対して、Uターンセンターは年齢に関わらず、誰もが利用することができます。