内定の引き延ばしはどこまでOK? 人事やトップにヒアリング

内定の引き延ばしは、いつまで可能か。会社によって若干のばらつきもあり。
内定の引き延ばしは、いつまで可能か? 会社によって若干のばらつきもあり
4月1日からの入社に向けて、2月、3月は転職活動をする方が毎年増えるシーズンです。不景気でも求人は当然のことながらあり、一人に複数内定が出ている例もあります。私がサポートさせていただいている候補者の方でも、何社も内定をいただいている方がいます。では内定は、どのくらい引き伸ばせるものでしょうか?

何人かの経営者や人事の方にヒアリングをしてみました。さまざまな考え方があると思いますが、実際に採用をされる立場の方の声は、参考になるのではないでしょうか。

ケース1:IT系(中堅)/取締役(管理系)
●メンバークラスの方の場合
どうしても欲しいという方であれば、いつまでも待ちます。ある程度欲しいという方であれば内定を出してから2週間まで、それ以上待っても入社するケースは少ないですので、当社では2週間以上待つことは一般的にはありません。迷って転職して来られても困りますからね。

●中堅から幹部クラスの方の場合
どうしても欲しいという方にしか内定を出しませんので、いつまででも待ちます。同時に、より良い人材を探しているためもっと良い人材の方が見つかればそこまでということになります。優秀な方は判断も早いですし、保留の理由も筋の通った説明をしていただけることが多いです。正直に「今、○○社と○○社を受けていて、その進捗は○○の段階まできている」など具体的に話をしていただければ多少時間がかかっても待ちます。

ケース2:サービス系(大手)/人事マネジャー
●メンバークラスの方の場合
当社は基準が決まっていまして、内定を出してから1週間と決めています。それ以上待っても来ることがないためです。1週間でも長いと思っているぐらいです。そのぐらいの志望度が高い方だけを採用したいです。

●中堅から幹部クラスの方の場合
このクラスの方は当社では採用に困っておりまして、なかなか応募いただけないです。当社で活躍できるイメージの方が来ることは、確率として1%ぐらいしかありません。従いまして、こちらのほうがむしろ魅力を説得するために時間を使っています。内定を出してから何日間待つという基準は設けておらず、常識の範囲内で判断してもらっています。しかし、これまでの例を振り返ると、内定を出しから意思決定まで最長でも2ヶ月でした。

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