転職のノウハウ/転職での仕事・会社の選び方

残業がない会社をみつける!? 3つの方法(2ページ目)

「ホワイトカラー・エグゼンプション」を検討する企業が増えています。「働いた時間ではなく成果で給料を払うことが、労働者のメリットになりワーク・ライフ・バランスの改善につながる」という考えです。働き方の多様化を受け入れ労使で納得のいく新しい働き方として、今後の動向が注目されています。

執筆者:高野 秀敏

3人に1人がサービス残業をしている!?

早く帰って、のんびり趣味とか、テレビとか…
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残業についていえば、職場の環境によって、好きであったり、嫌いであったり、と変化すると感じます。

ただ、やはり問題になるのは、サービス残業。雑誌「東洋経済」の2007年1月31日号に掲載された、連合が組合員対象に調べたアンケート調査のデータによると、3人に1人、32.4%がサービス残業をしているそう。そんな中で、ホワイトカラーエグゼンプションが制度化されたら……。ちょっと不安に感じてしまいますね。

それでは、3つ目のパターンをご紹介します。

■3■自分の強みがあり、自分以外にそれができる人がいない会社

例えば、私が知っている例ですと、社内で、システムに強い人がほとんどいないような会社に勤めている人。その会社の情報システム部門を正社員では、その人一人で担っているそうです。このようなケースだと、会社としては、その人に頼りっきりとなっているので、残業をしたくないなら、しなくても済むように、会社と話をつけることもできます。

もちろん、トラブルがあれば、それこそ泊りになってしまう日もあるそうですが、原則、定時に近いところで調整ができているとのこと。

また、意外なところでいえば、営業職でもそれに近い人はいます。例をあげると、技術系社員中心で、営業力があまり強くなく、社長も技術畑出身という会社。営業については、ちゃんと成果を出せば、出勤についてあまりうるさくいわないそうで、直行・直帰でもかまわないという状況を自ら作ってしまったそうです。

私自身は、前職ではかなり多くの残業をしました。毎日終電近くまで働きましたし、土日に出勤しなかったほうが珍しかったと思います。しかし、仕事が楽しかったので、まったく苦になりませんでした。若いうちに仕事の量をこなして、キャリアコンサルタントやマネジャーとしてのスキルを高めたかったからです。そして、何より一緒に働く仲間が最高でした。

さて、みなさんにとって残業は好きなものですか?嫌いなものですか?
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