では、残業をまったくしなくてもいい会社って、存在するのでしょうか。今回は、業種や職種、会社の特徴から、「残業がない」または「比較的残業が少ない」パターンを考えていきたいと思います。
残業がない会社ってあるの?
残業のない会社、あなたはうらやましく感じる? |
今回は残業のない会社のパターンを3つほどあげたいと思います。
よく公務員には残業がないのでは、といわれることが多いのですが、公務員であっても、霞ヶ関あたりで働いている、いわゆるキャリアといわれている人々は、それこそ、終電の時間よりも遅くまで働いている方によくお会いします。
金融業界、コンサルティング業界、IT業界は、よく給料も高いが仕事も遅いと聞きますし、一方、メーカーは、家族を大切にできるぐらい時間にもゆとりがあると、聞いたことがありますが、これもまたただのうわさ。
業種によって残業がある、ない、ではなく、個々の企業、そして職種によって、残業量は違うものです。
私が知っているなかで、比較的残業が少ない職種のパターンとしては……
■1■古くから歴史があり、組合が強く、社会のインフラになるような強いビジネスモデルのある会社
私が転職サポートをさせていただいた方の話ですが、システム関連の仕事を担当していたそうです。しかし、自分たちの会社で実際にシステム等を作ることはなく、主な仕事として外注会社の管理を行っていたそうです。その会社自体がグループにおいて、本当の存在意義があるのか?と問われているような存在で、グループ内の仕事を中心にまわしていて、納期もきつくなく、残業をしなくても、楽勝なのだとか。しかし、結局、スキルが身につかないことが嫌で、その方は転職されました。
■2■財団法人系の会社
私の知人でいるのは、一社目はベンチャーであり、毎日終電コースだった人。しかし、それが嫌で、趣味を大切にするために財団法人系に転職をしました。転職先は周囲も高学歴が多く、実際に彼自身もそうでした。もしかしたら、採用された理由のひとつは、学歴もあるのではないか?というぐらい本当に高学歴の人ばかりだそうです。
が、この会社は、毎日、全員が定時で帰るのだとか。彼の仕事ぶりはとてもよく、他の人よりもよく評価されています。というのが、理由が面白いのですが、他の社員はみんな、17時近くになると、仕事を引き受けようとしないそう。しかし、彼は、率先して定時近くでも、仕事を前職の癖で引き受けていったそう。それが「やる気」と解釈され、上司にも気に入られていったらしいのです。人生どうなるかわからないものですね。
もう一人は、ある外資系企業から、あるスポーツ系の財団法人に転職した人。上司は、かなり彼に仕事をふっているつもりのようですが、実際は、そんな仕事も、一日2時間程度で終わってしまうとのこと。仕方がないので、仕事をしたふりをして、18時には帰っているそう。前の職場の勢いで仕事をしたら、毎日暇になってしまうので、空いた時間にはネットサーフィンをしているらしいです。
残業のない会社を見分ける3つ目のポイントとは>>