転職のノウハウ/転職活動を始める前に

決めてから辞める人の 転職活動テクニック

在職しながらの転職では、できるだけ効率的に行動することが重要です。最近の企業の対応状況を織り込んで、在職しながらの転職活動のポイントを紹介します。

執筆者:西村 吉郎


どんなに忙しいという人でも、1日24時間、365日拘束されているのでない限り、転職活動はできます。最近の企業の対応状況を織り込んで、在職しながらの転職活動のポイントを紹介します。


スケジュールを組んで計画的な転職活動を

在職しながらの転職は、失業しながらの転職活動と異なり、生活面での不安がなく、いい会社が見つかるまでじっくりと活動できるというメリットがあります。その反面、無計画なままに活動をスタートさせてしまい、だらだらと活動を続けるということにならないとも限りません。

そこで、在職しながらの転職でも、まずはしっかりと転職計画のプランを立てることをおすすめします。転職は会社という相手あってのことですから、細かいスケジュールは立てようがありませんが、それでも、業界研究や職種研究にどれくらいの期間を充てるのか、いつまでに転職先を決定するかなど目標を立てることで、活動しやすくなることは確実です。


1日30分でも空き時間を利用すれば時間は作れる

転職活動の時間がとれないというのが一番の悩みのようですが、たとえ1日30分から1時間程度であっても、できることはたくさんあります。情報誌やインターネットで求人情報をチェックする、応募先企業の情報を集める、候補企業に問い合わせのメールを送る、履歴書を用意するなどなど。

転職計画を立てるときに、合わせて、転職活動としてしなければならないことを整理しておきましょう。その上で、ちょっとした空き時間にでもできることは平日に済ませるようにします。土日の休みの日も合わせれば、活動期間を3カ月としても、十分な転職活動を行うことは可能です。


応募は2週に1社ペースで

仕事との両立を考えた場合、一度に2社も3社も応募するのは避けたほうが無難です。面接日時が重なったり、面接のために週に何度も仕事を早めに切り上げる必要が出るなど、やりくりが難しくなるからです。

応募するのは、多くても週に1社にとどめるべきです。応募先から面接日について連絡を受けたら、次の応募先へのアプローチを開始するといったペースを保てば、突発的に急ぎの仕事が回ってきた場合でも、対応できるでしょう。

ただ、面接が何日の何時になるのかは応募先との調整があって決まるものですし、面接も1回だけでなく、2次、3次まで行う会社もあります。役員面接となると、まず応募者の都合に合わせてもらえることはありませんので、これらを想定すれば、2週に1社程度のペースが望ましいといえます。
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