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公務員への転職、何歳まで可能なのか?(3ページ目)

意外に知られていないことですが、公務員採用試験の多くは、転職希望者も受験することが可能です。主な公務員採用試験の上限年齢について解説します。

執筆者:西村 吉郎

公務員の給与は大企業と中堅企業の間くらい

ついでですから、公務員になってどれくらいの収入が得られるのかを見てみましょうか。

国家公務員の場合ですが、02年の時点で、大卒者に対する月給は、入省7年目に25万6294円、10年目に30万6561円、15年目に35万8963円などとなっています。また、東京都職員の場合、都庁職員の平均年齢44.6歳で月給が42万5725円、ボーナスにあたる特別給が年4.4カ月となっています。

黒田さんの場合、新聞報道では各種手当てを含まずに525万円とのことですが、一部、700万円弱と紹介しているものもありました。月給のうちどこまでがボーナスの対象になるのかはわかりませんが、上の月給を単純に16.4倍すると約698万円になります。5歳ほど年下ということを勘案すれば、黒田さんの年収はおおむね650万円程度というところでしょうか。

賃金センサス最新版による民間給与(全国平均)を見ると、大卒男子35~39歳の平均年収は約640万円となっています。同じ条件で、従業員1000以上の企業では約710万円、100~999人の企業では約602万円ですから、公務員の給料は、大企業と中堅クラスの企業のほぼ中間あたりに位置するといっていいかもしれません。


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