33歳、無差別殺人の動機は親の気を引くため?!

八王子通り魔事件の容疑者は、親の気を引きたかった? 7月22日夜、東京都八王子市の書店で女性2人を殺傷した菅野容疑者(33歳)は、同日昼過ぎに自宅を出た後、100円ショップで包丁を購入。書店の閉店間際まで待って犯行に及んだものと見られています。そして、アルバイト店員と客を襲った後は、自身のリュックサックを放置して逃走。その後、近くの交番にいた警察官から職務質問され、あっさり容疑を認めました。取り調べに対し同容疑者は、「仕事関係で悩み親に相談したが、聞いてくれなかった。大事件を起こせばマスコミに出て、(家族に)犯行を示せると思った」。要するに、親の気を引くための犯行だった?

相次ぐ通り魔事件の背景に、孤独・仕事上の悩み……

ところで、無差別の通り魔事件と言えば、記憶に生々しいのが6月に東京・秋葉原で起きた事件。両事件の容疑者には、大きな共通点があります。それは、1.孤独、2.犯行をPR、3.仕事上の悩み。1と2については、関連性がある模様。孤独だからこそネットで犯行予告をPRする(秋葉原事件)、あるいは、マスコミに出ることで親の気を引きたい(八王子事件)……。犯罪心理学の専門家も、「悩みを自分で処理できない一方、相談したり甘えたりする相手もいなかったのではないのか」と分析します。そして、3については2人とも非正規雇用。いつ首にされるかわからない不安にさいなまれる一方、正社員との待遇格差などへの不満の矛先が社会全体に向けられ、無差別殺人にエスカレートした? 両事件は、希薄な人間関係・雇用格差という社会の病巣を図らずも露呈した、と言えそうです。

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