1面の小さな記事を見落とすな!

新聞
1面の隅っこに、小さなスペースの記事。これがじつは大事なニュース。
毎日挫折せずに読み続けるコツとして、過去記事の<資産運用編><仕事生活編>では、見出しを眺めましょうとお伝えしました。その時にちょっとした工夫をすることで、重要で速報性のあるスクープ記事を探すことができます。

表紙の1面の中に、スペースギリギリに割り込まれたような、小さな記事が入ってくることがあります。この記事が、重要で速報性のあるスクープなのです。

新聞社が新聞の紙面の構成を考えて、1面のトップ記事はこれ、次の記事はこれ、などとレイアウトをした後に、どうしても1面で報道したいという重要なニュースが舞い込んできた場合、このような「割り込み記事」が入ってきます。

例えば、2007年11月30日の日経新聞であれば、パキスタン大統領が非常事態宣言を12月16日に解除すると表明したという記事がこれに当たります。

もともとその記事のためのスペースはなかったところに割り込んでいるわけですから、詳しい内容はそのニュースの分野の本来の紙面に掲載されています。パキスタンの非常事態宣言解除の場合は、関連記事が6面の国際面に詳しく載っているというわけです。必要に応じて、この関連記事まで読み進めれば良いでしょう。

朝の忙しい時間の中で、重要なニュースだけでも拾い読みしておきたい、という方も、この方法は使えるのではないでしょうか。

反対の立場で読んでみる

ところで、ただ漫然と記事を読んでいるだけでは、深読みとはいえません。自分がじっくりと読もうと決めた記事を、逆の立場になったつもりで読んでみるというのはいかがでしょうか。

例えば、2007年11月30日には、日本郵政のリストラ策が発表になっています。郵便事業会社と郵便局会社の社員の削減と、今後の株式上場計画について書かれています。これまで、この分野のニュースを郵便局の利用者として読んでいたとするならば、日本郵政の社長の立場で考えてみるのです。コストに着眼点を置いた意見が自分の中で出てくるかもしれません。

逆の立場でニュースを読むことで、幅の広い考えを持つことができるのです。この読み方は、社会人としてのスキルアップにもつながりますし、ビジネスや投資に大いに役立つことと思います。

もちろん、深読みに役立つのは言うまでもありません。ところで、日経新聞は、投資判断のために読んでいる、または読みたいとい方は多いでしょう。投資のためにいま一歩踏み込んだ読み方を次のページでご紹介してみましょう。