マンションの間取りは、住み心地を左右する大きなポイントになります。広告やチラシなどには、代表的な間取りが記載されているだけですが、モデルルームでパンフレットをもらえば、すべての住戸の間取りをチェックすることが可能です。

さて、この間取りにはいくつかのパターンがあります。そしてそれぞれが、メリットとデメリットを持ち合わせていますので、少しご紹介しましょう。

「田の字型」
まず、もっとも一般的なのが「田の字型」です。典型例としては、北側に玄関があり、南側にベランダ、それに面してリビングや和室があるというタイプです。

このタイプには、限られたスペースを有効に使いながら、建築コストを抑えられるというメリットがありますが、日当たりの良い南側をリビングにする傾向があることから、北側の洋室が外廊下に面することが多いようです。

この場合は、防犯対策として窓に面格子を付けた方が安心でしょう。しかし、プライバシーを守るために北側の窓を閉め切っていると、風が通らず換気がしにくいというデメリットもあります。


「中玄関型」
住戸の中央に玄関がある「中玄関型」では、玄関を出るとすぐにエレベーターや階段があり、隣の住戸と共用する形になるため「二戸一(にこいち)エレベーター型」と呼びます。

中玄関型は外廊下がないため、南北両面にバルコニーが設置でき、廊下スペースを少なくして居室を広くすることも可能です。また、洋室を壁一つで配置できるため、将来壁を取り払ってひとつの広い部屋にするなど、間取り変更がしやすくなるというメリットもあります。

ただし、建築コストがやや高くなり、また、エレベーターの数が多くなるため、メンテナンス費用もかかってしまうという点は注意が必要です。