社会ニュース/よくわかる経済

税金や国債は国民の信頼できる使われ方を!(2ページ目)

構造改革の中で、政府のスリム化に当たる「行政改革」。日本政府の仕事に使われる財源といえば、税金、国債などです。元を正せば私たち国民のお金。どうなっているのか知る必要があるのではないでしょうか?

執筆者:石原 敬子

■国にお金を貸してあげている?

国債を買う⇒国にお金を貸す
郵便貯金をする⇒郵便局を通じて国や地方自治体や特殊法人にお金を貸す


この側面を意識してみると、「私のお金を日本の国は大事に使ってくれているのだろうか?」という気持ちが湧いてきます。

政府の予算というのは、政府のお金ではなくて、国民ひとりひとりのお金が出所です。構造改革は、政府が主導するのではなくて、国民の意識でも改革ができるのではないかと思います。

国民が意識を持って「私のお金を大事に使ってくれるところに回して下さい」という意思表示をすることで改革になると思うのです。

■目からウロコ!私の郵便貯金の使われ方

郵便局に預けたお金は、財政投融資という形で特殊法人に流れています。

財政投融資とは?

財政投融資とは政府が国の信用で得た資金を使って事業をするための、その資金
例えばどんなこと?企業再生ファンドの資金、阪神・淡路大震災の復興事業など
財投機関というのは財政投融資資金で事業をし、返済をする中核の金融機関
例えばこういうところ日本政策投資銀行、住宅金融公庫、首都高速道路公団など
返済ができないと?国民の税金から補てんをする!!


そのお金は、学校、道路、公園、住宅の建設など、豊かで住みよい社会作りに貢献するとうたっています。実は、2001年度から「財政投融資制度改革」により、郵便貯金から直接財政投融資に直接貸し付けることが廃止になっています(地方公共団体を除く)。

「自主運用」という、市場を通じた運用を行うことになっているのですが、2001年度から7年間は、財務大臣の要請で財政投融資の引き受けに協力することになっているので、実質的には今までとあまり変わらない状況が続いています。

だから、特殊法人の中味を国民に明らかにして、私たちの資金をどのように使っているのか、国民の目で監視ができるように改革をしようとしているのです。

■国民の意識で構造改革!

今年は、マニフェスト選挙のおかげで、国民の意識としての日本の政治が一歩進んだように感じます。次は、資金面での国民の意識改革をぜひ、ひとりひとりがすすめて欲しいものです。

自分の家計をどんなにリストラしても、私たちの提供した政府のお金が無駄遣いでは意味がありませんからね。ぜひ、「よくわかる経済」で身につけた何かを、みなさんの行動につなげていただければと思います。


財務省 財政の現状と今後のあり方
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